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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第13章 つくりかえられた幻想郷へ
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博麗神社に行ってみた

 守矢神社との和解が済んだ霊夢は、俺たちに

「あんたたちは一緒にきなさい。分社を置こうと思ってるんだったら、一回見に来たほうがいいわよ」

と言ってきた。ただ、空を飛ぶのはやっぱりいやなので、スキマを使うことにした。

「なあ、霊夢。スキマで移動していいか?」

「今日会ったばかりなのに名前で呼ぶなんてなれなれしいわね。それに、なんであんたがスキマ使えんのよ。紫しか持ってないでしょ、その能力」

そういえばそうだった。どうやってごまかしたものか。

「いや、そういうわけじゃなかったんだろ、きっと。紫とは多分遠い親戚とかなんかだからだろ」

苦し紛れに適当に言ったのだが、霊夢はこれで納得したようで

「へぇ~、紫ってずっと自然発生したみたいな感じだと思ってたけど、ちゃんと家族がいたのね。意外だったわ」

「そ、そうか。じゃあ、開くから俺についてきてくれ」

「わかったわ。なんかあんたの話し方ってここが初めてじゃない感じがするんだけど、それは気のせい?」

「まあ、昔居たかと言われたら居たし、いなかったと言われたらいなかった」

「なにそれ。よくわかんないわ」

後ろで魔理沙も意味が分からないというような仕草をしていた。説明しても分かってもらえるわけないしな。これが分かるの奴は里の近くにいるらしい晴明ぐらいだろう。

「そういえば、霊夢、新しい住人が来たから宴会を開くんだぜ」

「魔理沙、あんたは酒が飲みたいだけでしょ、ほんと呑兵衛ばっかりで困っちゃうわ」

霊夢は愚痴をこぼしながら俺の開いたスキマに入っていった。


 博麗神社のものと思われる鳥居のそばに出てきた。やはり、神社は閑散としていて妖精一人といない。

「はぁ、まあうちにもお賽銭が多少はいることを期待するわ。大体どこにでもおけるわ、何もないからね」

「もっと信仰を集めないのか?」

お賽銭がほしいならそれが効果的である。みんながここに祀られている髪を崇めることになれば、自然と懐も温かくなるはずだ。

「そうは言うけどね、最近は退治する妖怪も全然現れないし、うちの神様全然役に立たないから」

祀ってる神様の悪口を行っていいんだろうか。とはいってもお金がないのはかわいそうだから500円ぐらい入れてあげよう。

「とにかく決めてくれたら次来てくれた時にはちゃんと準備しておくから。じゃあね」

こうして博麗神社に来てみたが、特に何もなかった。ただわかったのは、霊夢は見た目以外は巫女っぽくないし、がめつかった。

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