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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第12章 秘封倶楽部の活動記録
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宇宙に飛び出す秘封倶楽部

自分は出会い厨の寂しがり屋であることが判明し、みんなに笑われた。

 次の日も歓迎行事と構内の説明で1年生は解散だった。なので、また部室で2人を待っていた。昨日と大体同じくらいの時間になって2人はやってきた。しかし、蓮子のほうは様子がおかしかった。

「2人とも、よく聞いて。これから月に行くよ!」

「月に行くなんてまたそんな急な話を。大体ツアーなんて学生に焦るような金額じゃなかっただろ」

「そこで遊助なんだよ。スキマで月へ行って鉱石とかいろいろ採ってきたり、月の文明を見つけたりしたらすごくない?」

「蓮子、そんなこと言ったって今からはさすがに無理よ。明日にしましょ」

月には依姫と豊姫がいるが、元気にしているんだろうか。明日自力で月まで行けるのかは少し怪しいが、準備はしておこう。


 大学から徒歩15分ほどのところにあるマンションに早苗と帰ってきて、2人で適当に夕飯を作って食べている途中、

「そういえば、月って一度行った人たちは帰ってきませんけどそんなに気に言ってるんですかね?」

「でもやっぱり地球が恋しいとは思うぞ。誰一人として帰ってこないなんてのはないだろ」

そんなことを思い出していると、俺はハッと重要なことを思い出した。秘封と儚月抄がつながっていて、この世界でも同じことになっているとしたら、月に行った後ことごとく月の民にやられて逃げかえっているはずだ。しかし、人々は帰ってきていない。これは何かありそうだ。

「今日は早く寝ようぜ。明日はすぐ月行くからな」

「はい、遊助さんも変なところに放り出したりしないでくださいね」

「努力する」

俺と早苗は23時くらいに寝ておいた。


 翌日大学の前で待ち合わせになっていたが、蓮子とメリーは約束の時間になっても現れなかった。

「なあ、早苗。お前あと何時間待てる?」

「そうですね、今日は何も予定はないですからずっと待っててもいいんですけど」

「あの2人なら、何時間でも遅れてきそうなんだよな・・・」

と思っていると、交差点の方から蓮子とメリーが走ってきた。

「ごめーん、ちょっと遅れた」

「別にいいんだけど、1時間も何してたんだ?」

「パワースポットを探索してて遅れちゃった」

なんで待ち合わせがあるのに、その前に探索入れるってどういうことだよ。

「蓮子、時間も忘れていろんなところ行し、全然人の話聞かないから」

「はいはい、なんでもいいからもう行こうぜ」

いつもとは違う類の場所に行くので、ちゃんとそこに行けるか不安になりながらも、スキマを開いて4人で入って行った。


「嘘、なんで・・・」

「月に人がいない?」

月面に無事出ることはできたし、建物の中に入れたので大丈夫かと思っていたが、やはり問題あったようだ。俺の予想通り、きっと依姫に散々にやられたんだろう。

「なあ、実は月には昔から人が住んでいたんだ。俺の知り合いとかが今もいる」

ここで嫁という言葉を使うといろいろ問題ありそうなので言わなかったが、ある程度真実を話した。

「そうだったんだ。まさか半世紀前から隠ぺいしてたなんて」

「でも、その月人たちにあってみたい気もするわね」

「信仰があるのかも気になりますね」

こいつらを月の都にいれていいのかという疑問はあるし、よくよく考えてみれば依姫と豊姫は俺のことを覚えていないのだ。どうしたものか。

「じゃあ、裏の月にある月の都に今から行くけど、たぶんはいれないぞ。地上に住んでいると憑く穢れっていうのを月人は極度に嫌うからな。

「まあ、写真撮れればそれで十分だよ」

「それでいいなら行くぞ」

俺は改めて、スキマを開いた。

儚月抄キャラのみの章が書けなかったから、せめて3,4話くらいはねじ込む

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