都会に進学したくなった
学校休みだからいろいろ書ける。
大学受験をすることにはなったのだが、正直余裕なのでどこに行くか迷う。しかし、実のところ東京はいま首都ではない。あまり政治とかに興味もなくニュースを見ていなかったが、なんとなく遷都とか言って首都が変わったような記憶がある。そして周りに住んでる人たちもみな京都に行ってだいぶ人が減っ帳に感じた。
「そういえば、今首都は京都だから、そっちにも行ってみたいな」
「なるほど。私は、遊助さんについて行きます」
「早苗がそうしたいんなら、俺は全然かまわないぞ」
早苗がついてくる分には不都合はない。すると早苗母が入ってきて、
「2人とも京都の大学に行くの?それは別にかまわないけど、見に行くんなら観光でいいんじゃない?」
「あぁ、確かに。まあ、俺がスキマ使えば交通費とかは問題ないんですけど」
「そんなこと心配しなくても2人のマンションぐらい向こうで探していいのよ。私とお父さんがいたらじゃまですからね」
早苗母はいいとことに気配りをしてくれていると思う。しかし、早苗に監視の目がなかったらいったいどうなることやら。恐ろしい。
「お母さん、ありがとう。私絶対京都に行きます!」
早苗はこれでスイッチが入ったようだ。京都に入ってみたいが、勉強よりも早苗を抑える練習をしなければいけないなこりゃ。
~秘封倶楽部にて~
「そういえば、あの男の人私たちのこと知ってるみたいだったわね?」
「そうだね、まあプランク並に頭のいい女子大生なんてそうはいないから知ってるでしょ」
「また、その自慢!?蓮子がそんなに頭良かったら秘封倶楽部にもうちょっと人が入ってくると思うんだけど」
大学の一室で、蓮子とメリーは紅茶を飲みながら話していた。東京から戻ってきた彼女たちは、今日も真面目に活動してるのかもよくわからないサークル、秘封倶楽部として集まり、話していたのだった。
「あの男の人の連れの女の人も普通のんんげんじゃなさそうだけど、まあもう会うことはないだろうね」
「そう思ってると、会っちゃったりするものなんじゃない」
「まさか。まあ、来たら秘封倶楽部に入ってもらうけどね」
2人はオカルトらしいことをしているのかと聞かれれば、あまりやっていないということになる。2人の能力に関連したことを2人でやっているのだが、それは説明しても理解されないものだ。
「来てくれたら、活動の場が増えそうだなぁ」
「それはないって言ったばかりでしょ」
「どうかな。こっちに進学してくるかもよ」
この二人はまだ遊助に会うとは知らない。
普通にネタばれしてるけど、気にしない




