世の中似てる人間は3人いる
宿題を片づけてあるので、明日は余裕を持って書ける
早苗と夢の国のアトラクションに乗り続けた後、少し休憩することにした。
「アイスでも食べるか?」
「あっ、お願いします。秋だと思ってましたけど、暑いですね」
「そうだな。じゃあちょっと行ってくる」
アイスを買いに一度一人になる。で、向かっていくと、そこにはどこかで見たような影が。紫がいたような気がする。
「おい、紫。こんなところで、って今はあいつに記憶はないのか」
声をかけようとしたが、冷静になってみると、あいつには記憶がないはずだ。きっとたまたまだろう。しかし、彼女が俺の声に振り返った。しかし、それは彼女ではなかった。
「あのー、どうかしましたか?」
紫よりも若いように見え、おとなしそうだ。彼女はマエリベリー・ハーンか。
「いや、すまない。知り合いだと思って、ごめん」
「いやいいんです、それよりもあなたの後ろに何か見えるような気がするんですが」
「え?それは一体どうゆう・・・」
マエリベリー・ハーンことメリーが急に意味深な発言をしてきた。後ろって、別に怪しいものはないはずなのだが。
「あなたの後ろに、別の世界が見えるんですけど何か心当たりはないですか?」
境界を見る程度の能力能力って結構いろんなものが見えるんだな。便利そうだ。まあ、話したところで、彼女は境界を見れても操れないから行くことはできないし、問題ないだろう。
「実は、幻想郷って言うこことは違う場所にあるところに昔いて、たぶんそれが見えてるんだと思う」
「そうだったんですか。ちょっと、蓮子来て――」
納得したのかと思いきや、今度は蓮子、フルネームだと宇佐見蓮子を呼んできた。あんまり早苗待たせると、怒りそうだな。ほどほどにしとかないといけないんだが。
「えっ、メリーどうしたの?」
「聞いてよ、この人ほかの世界から来た人なんだって!」
「それ本当なの?だったらすごいことだ。ぜひ話を聞かせてほしいな」
蓮子は俺に説明を求めてきた。もう仕方がないので説明をしようかと思っていたところ、早苗がつかつかと歩いてきた。
「遊助さん、デートの時にほかの女の子と話すなんて何考えてるんですか!!さあ、行きましょう」
「ごめん、早苗。ちょっと不思議なことを言われたもんだから」
「とりあえず、次行きましょう」
俺は早苗に引きずられて行った。そして俺がいなくなったあと、
「今の人は結局何だったの?」
「よくわからないわ、でもきっと地下うちにまた会えると思うわ」
「そう。ほら、実家に帰ってきた価値あったでしょ?」
「そうね。面白い収穫だったとは思うわ」
秘封倶楽部の二人はそう言い残し、人ごみの中に消えて行った。
秘封倶楽部のCDを持ってないなんて言えない・・・




