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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第11章 現世も東方だった
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夢の国に行ってみた

いろいろ遅れた挙句、このクオリティ。外出してばっかはだめだなぁ。

「待ち合わせとかがないのって、私たちだけなんじゃないですかね」

「嫌だったか?」

「いえ、常識にとらわれていたら遊助さんと恋愛はできません」

なんだそれ。俺が常識はずれみたいじゃないか。

「まあ、取り敢えず行きましょう。というか、早く行きたいです」

「それもそうだな」


 家から20分ほど歩き、最寄り駅についた。スキマを使おうと思ったのだが、

「スキマ使ったら、デートっぽくないじゃないですか。一緒に歩いているときも大事なんです」

とのことで、徒歩で行った。スキマで移動すると、確かに味気ない。とかなんとか言っているうちに、駅についた。

「さあ、早く電車に乗りましょう」

「ちょっと遠いからな。退屈するかもしれないぞ」

「大丈夫です、それに遊助さんがいれば私退屈しないです」

「そうか。ならそれでいいんだけど」

早苗が退屈しないなら、それでいい。俺も早苗と話してれば退屈することはないだろうしな。しかし、さっきから周りの人の視線が俺たちに向いているような気がする。

「周りのみんな私たちを見てますね。それだけ私たちがいいお似合いってことなんでしょうね」

「しかし、ここまで注目されると、なんか緊張してくるな」

「遊助さんおもしろいですね。注目されても私たちは自然にしてればいいんです」

とはいってもやはり恥ずかしい。しかもこの状態を2時間ほど維持したまま夢の国へ行くことになってしまった。


 土曜日で、デートスポットとしてもよく使われるため、カップルだらけだった。まあ、それぞれが自分のパートナーのことしか見つめていないから、注目の度合いはだいぶ減ったのだが。

「ここが、デ〇ズニーランドですか?すごいです!人が、初もうでの時よりもたくさんいるような気がします!」

早苗は夢の国の活気と、人の多さに興奮している様子だ。まあ、田舎から来たわけだし、これは新鮮だよな。

「じゃあ、入りましょう」

と言われたので入ることに。俺も昔来たことがあるが、友人を現地で2時間待ち、あげくドタキャンされた思い出しかない。せめて早苗とはいい思い出を作りたいものだ。

「早苗、まずどこに行く?載りたい奴あるか?」

早苗は、周りをグルんと見渡した後しばらく考えて、

「あれに乗りたいです。私、あまりアトラクションとか乗ったことないので、あれが面白そうだと」

早苗が指さしたのは、スプ〇ッシュ・マ〇ンテンだった。滝つぼに落ちるようなやつか。水が多少かかるような記憶があるが、何とかなるだろう。


 結論から言うと、何とかなった。最前列ではなかったので水はたいしてかからなかった。

「すごかったですね。いい意味で怖かったですし、涼しかったです」

「それは、よかった。で、次はどこに行きたいんだ?」

「そうですね。今度はあれに」

この後もどんどんいろんな場所へ行くのだった。

ひっひっふー

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