表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第11章 現世も東方だった
133/198

妖怪×神様ってありなのか

寝落ちが多すぎて困る

 さっそく早苗と一緒に暮らすことになったが、まず家族の了解だ。早苗母は諏訪子の説明で納得していた。しかし、早苗父(この時初めて会った)は神様とかが見えるわけではないので、最初は信じなかった。しかし、早苗母が奥の部屋に連れていき、短い悲鳴が聞こえた後、お父さんが出てきて承諾した。青あざが何個かあったが、いったい何をしたのやら。これで住み込みの許可は得たのだが、自分の部屋がなかった。

「早苗、自分の部屋がないから創っていいか?」

「え?創るって言うのはどういう・・・」

「構わない?」

「え、別にかまいませんけど」

それを聞いた瞬間俺は、上の階を作って、そこに自分のスペースを確保した。あんまり広すぎると失礼なので、早苗の部屋と同じくらいにしてみた。入ったことはないので、あくまで想像だが。

「すごい・・・。私の起こせる奇跡とは全然規模が違います」

「奇跡?早苗ってそういうことができるのか」

早苗が割と普通な女子高生だったので忘れていたが、彼女は東方では奇跡を起こす程度の能力を持っている。いろいろとできるらしいのだが、どうもなにかをつくりだすことはできないらしい。

「まあ、向き不向きとかがあるから気にしなくてもいいだろ。早苗は十分すごいと思うぞ」

能力見てないけど、一応励ましておいた。

「ありがとうございます。遊助さんは、やっぱり見なくても相手の実力がわかるんですね!」

なんか変な勘違いをされたが、スルーしておこう。すると、今度は早苗に諏訪子からなにかメッセージが送られてきたようだ。

「諏訪子様がまだ用事があったということです。一緒に行きましょうか?」

「いや、もう遅いから早苗は寝ててくれ。俺一人で行く」

諏訪子がまた俺を呼ぶ理由がよくわからなかったが、とにかく行ってみた。

「廿楽、いや遊助。よく来たね。今度は一人か」

「早苗はもう寝てると思う。で、用件は何だ」

諏訪子は怪しい笑みを浮かべた後、

「そりゃもう、廿楽遊助、きみのことが好きになったからだよ」

といった。最初は冗談だと思った。

「神様が何言ってるんだよ」

「冗談じゃないよ。まあ、本能的に好きって感じだけどね。君がたくましいから惚れた。でもきっとtすぐにお前のすべてを私は愛するだろう。先に一と来た方がいいのかと思った」

「告白ってことで受け取っておく。また明日な」

まともな回答を返す自信が急に亡くなった俺は、今日はもう寝ようと、本殿を足早に去って行った。

また月曜日が来てしまっているのか・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ