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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第11章 現世も東方だった
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信仰集めはどこでもやります

部屋にあった電子ピアノどかしたらめっちゃ広くなった。

 とりあえず神社から家に帰った。「ただいま」と言っても出迎えるものなど誰もいない。

「あぁ、俺いま一人なのか」

思わずつぶやいてしまった。やめろ自分、悲しくなるだろうが。自分の部屋に戻り、机に座ってパソコンを起動させた。特にこれと言ってやることもないのだが、久しぶりに自分のパソコンに触れたくなった。

「これで毎日いろいろやってたような気がする。そういえば毎晩あいつらと一緒にゲームしてたような」

いつもやっていたオンラインゲームにログインすると、メッセージが10通ほど来ていた。

「廿楽、早く帰ったんじゃなかったのか?すぐに北の町に来るように」

というメッセージが20分前に来ていた。まあ、今日はそんな気にもならないので、あいつらには悪いが、一人でやろう。


 翌日学校につくたび2人に

「なんで昨日来なかったんだ?インしてただろうが」

「なんかあったのか?」

と問い詰められた。別にそれ自体に深い理由はないのだが。

「いや、なんか昨日はソロプレイヤーになってみたかったんだ」

すると、2人は顔を見合わせた後笑い出した。

「なんだよそれ。高校生が中二病にかかったか?」

「遊助はそういうお年頃なのかww」

「別にそんなんじゃないぞ。ただ、ほんとに一人でやってみたかっただけだ」

俺が中二病ではないことはわかってくれたようだが、今度は

「そういえば、早苗ちゃんとはどうだったんだ?俺たちを置いて行って2人きりだった成果は?」

「そう、それだ。俺も気になってた」

嘘をつく理由もない。しかし、言えば一週間は恨み言を聞かされるだろう。

「彼女の神社で箒はいてた。信仰がどうのこうのとかで、アルバイト的なのになった」

すると、2人はやはり予想通り

「ずるいぞ。俺たちだって神社でアルバイトしたかった!」

「お前今日帰ったら覚えてろよ。全力で妨害してやるよ」

普通に恐い。彼女がいないからって焦るなよ。まあ、俺は前はいたけど、今はいないがな。

「おはようございます」

早苗が登校してきた。

「昨日遊助に神社で軟化してもらったんですか?」

「なら、俺たちも!働けますよ」

2人は猛烈にアピールしていた。周りから白い目で見られているのも気にせずに。

「すみません。遊助さんにしかできないことをお頼みしてるんです。でも、私は神社にいますので、どうぞいらっしゃってください」

二人は断られたもののあいに来ることを許可されたと受け取ったようで、喜びだした。注がれる視線がさらに冷たくなる。

「遊助さん、これも信仰集めの一環としていいと母に言われたんですが、いいんでしょうか?」

早苗は何も知らずに一連の行動をしたようだ。普通に相手のためを思っているのだろう。でも、これ悪く言うと貢がせてるってことになるからなぁ。何も言わないでおこう。

「まあいいんじゃないかな」

「わかりました!私もっと信仰を集めます」

早苗のやり口によって神社の参拝客が3倍ほどになることになった。

諏訪子様をどうしようかと迷ってる

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