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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第1章 東方の世界に転生しました
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永い眠り

いつもよりだいぶ短いです

 うあっ、超痛い。何が起きたんだろうか。そもそもここはどこだ。あれからどのくらい時間がたったんだ?痛む体に鞭打って何とか起き上がるとそこには大きなクレーターができていた。

「うそ・・・だろ?」

隕石が落ちてきたのか。あれ今日ってここに来てから何千年目だ?もっとも正確と言われる時計を出してみてみると、壊れていた。

「でもこれってあの恐竜を絶滅させた隕石じゃないのか?」

よく見るとクレーターの周囲の森も消えている。これはもしかしたらそうなのかもしれない。そうだとすると、人らしきものが生まれるまで、6千万年以上一人で待たなければいけないことになる。流石にそれは無理だろう。しかも能力も使えないようだ。

「畜生、なんでだよっ」

その時空から声が聞こえた。

「どうも、おこまりのようですね」

「あっ、おまえは!」

「どうも私です」

そう答えたのはいつもの奴だった。

「今日はどうしたんですか。いつになく困っているようですが?」

「程度の能力が使えなくなった」

簡潔に伝えた。

「ああ、それは妖力を操れていないからですよ。それは私にはどうしようもできないんです。ごめんなさい」

「いや、いいんだ。いつも世話になっているのは俺だし」

すると、奴はふっ、と笑うと

「あなたはどうするんですか、これから?一人で過ごす気ではないでしょう?」

一人では過ごしたくないな。

「じゃあ、寝たいんだけど。6千万年ぐらい」

「ほお、それは何故ですか」

聞いてきた。あたりまえだろうな。

「人が生まれるのを待つんだよ」

「そうですか、でも妖怪ならもう少し早く生まれますよ」

妖怪、もう奴らには憎しみしか感じられない。姫路を殺した奴らと一緒にいるなんて、絶対に嫌だ。

「じゃあ、あなたにはしばらく寝てもらいまーす」

何言ってるんだコイツは?俺は了承した覚えはないぞ。

「じゃあ、お休みなさーい」

奴がそういったのと同時に体が重くなってきた。そしてそのまま抗うこともなく、俺は永い眠りについた。

次から2章です

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