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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第11章 現世も東方だった
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転入生は巫女さん

書くキャラの数が減って進めやすくなった気がする。

 歪みを正して東方との関係は切れたのかと思っていたら、そうではなかったようだ。というか夢みたいなものだと思っていたが幻想郷は実在していたのか。早苗が目の前にいるからな。

「そういうわけだからみんな、東風谷さんにいろいろ教えてあげてな。じゃあ、さっそく始業式だから廊下に並べ」

廊下に出席番号順に並んで、流石に隣とかそういうことはなかったが、割と近かった。早苗はすぐに周りの人にあいさつをしている。

「おい、廿楽。あの転入生の娘、やばいよな。髪の色は染めてるのか?」

「染めてようがなんだろうが、かわいいだろ。お前たぶん学年で一番まともな顔してるから話しかけたら仲良くなれるぞ。それに、よく見るとお前老けた?」

聞かれないからそうでもないと思っていたが、やはり顔は老けたようだ。いくら歳を重ねないといっても、億単位で生きていたらそうもなるのだろう。

「話しかけては見るけど、男に興味なさそうだぞ。清純、って感じだ」

「物は試しだ。お前が成功したら4人で飯いけばいいのさ」

こいつら他人任せか。まあ、やってみるか。


 始業式が終わってHRをやって帰ろうと思ったが、どうも俺には課題があったらしい。面倒だな。

「お前ら、課題はやったか?」

「いや、やってません」

「じゃあ残ってやってけ」

俺はなにが課題だったのかも覚えていないので、となりの飯田に聞いてみた。

「どこが課題だっけか?」

「確かここらへんだ」

パラパラと見せられたページ数は大体20ページくらいといったところか。こんな緩い問題やってたのか。永琳と一緒にいるだけで知識は増えたんだな。

「ふ~ん、簡単そうだな。どれどれ・・・終わった」

書くスピードを上げるだけで、正直やったことがあるのばかりだったので簡単だった。

「じゃあ、これで俺帰りますんで。早苗と話してきてみる」

「お前いつの間に、というかさっそく呼び捨てかよ!」

早苗はみんなに質問攻めをされていたので、まだ帰っていなかった。俺は全員が散るのを待って話しかけてみた。

「転入生の東風谷さんだよね?俺は廿楽遊助、よろしく」

「廿楽さんですか、よろしくお願いします。さっそくですが一つお聞きしていいですか?」

「遊助でいいよ、で、何?」

すると早苗は周りを気にしてから俺の耳元で

「もしかして妖怪ですか?」

と囁いた。まさかもう気づかれていたのか。

「なんでわかったの?」

「いや、なんかほかの人よりもすごく歳を重ねたような落ち着きがあって、もしかしたらと」

「そうだ。確かに俺は妖怪であり神だ。とはいっても神としての名前はないんだけどね」

そういうと、彼女は

「でしたら私の家に寄りませんか?神社なのでもしかしたら私たちが祀っている方ともお話できるかもしれません」

早苗が祀っている神様という時点で誰なのかはもう想像がつくのだが、一応行くことにしよう。

1話に名前だけ出てきた友人の出番を少しだけ作ってあげるつもり

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