紅魔館でも出回る噂
やっぱり短くなった
家に帰ってみると、嫁たちが玄関で俺に詰め寄ってきた。
「これ、ほんとにあなたなの?」
「違うって言ってよね」
「遊助を滅するなんて私にはできませんわ」
ここにまで来ていたのか。これは幻想郷全体に広まってるかもな。
「俺は知らない。大体あれ偽物だっただろ」
するとみんなはほっとしたようで、
「噂でよかったわ。これで一安心、とりあえずあなたを追放せずには済みそうね」
と紫の言葉にみなうなずき、部屋へ戻って行った。しかし紫は残ったまま、俺と神子だけになると
「でも私たちにあなたの写真を渡してきたのは、おそらく神だわ。それも天照なんかでは比べ物にならない存在よ。気を付けて」
「もしもの時は俺が出ていくさ。そうすればここには迷惑がかからない」
「冗談はよして」
とりあえず誤解は解けているが、まだまだ全部ではない。明日は紅魔館に行ってみよう。
翌朝一人で紅魔館に入ろうとすると、門のところで妖精メイドが待ち構えていた。
「あっ、人食い妖怪だ。私たちも食べられちゃう」
「戦わないと食べられちゃう」
戦おうとしているようだ。無論そんなことをするつもりはないし、紅魔館にも入れてもらう。
「じゃあ入らせてもらうぞ」
スキマで普通に壁の中へと入り、レミリアとフランのもとへ向かった。道中妖精メイドが攻撃しようとしてきたが、数が多すぎたので、眠らせた。レミリアは紅茶を飲みながら、フランはぬいぐるみと戯れながら俺を待っていたようだった。
「遊助、いつか弁解しに来るとは思っていたわ。安心して、私たちは疑ってないから」
「偽の写真に騙されるほどフランはバカじゃないよ」
と2人は行った。よかった、ここでは大丈夫なようだ。
「わかってくれたならいいんだ。じゃあ、俺はこれで」
「待ちなさい。紅茶ぐらい飲んでいく暇はあるでしょ。それに、私たちに写真を渡してきた男、あなたにそっくりだったわよ」
「そっくり?」
それは初めて聞いた。紫なあそういうの伝えそうだったがその時は俺の顔で現れなかったのか。
「遊助の近くにいればいろいろ面白いものが見れるからいいわ。お茶しながら、男のことを説明するから、知っていることは全部話しなさい」
と、俺たち3人は仲良くテーブルで話し合うことになった。
そういえば、NHKでコミケの特集やってた




