100話だった
24日0時の投稿はないです。自分の執筆能力の限界が・・・
「遊助。お帰りなさい。今日はどうだった?」
「いや、誰も勧誘できなかった。ただ魔法使いにあった」
いつものように紫に聞かれることに、普通に答えていると、晴明が
「魔法使い?それって私たちと同じようなことをするのでしょ?大陸からきたあの召使いさんがそのようにおっしゃっていましたわ」
と言ってきた。美鈴も魔法使いは知ってたのか。
「そうだな。近いけどちょっと違うな」
とはいっても口で説明できるほど詳しくはないので、これ以上は何も言えない。
「どう違うのかお話をしてみたいですわ」
「確かにな。気になるところはあるな」
晴明もかなり幻想郷になじんできている。紫たちとけんかしていたころが懐かしいな。と玄関で3人でいると、文が飛んで帰ってきた。
「あれ。家にいなかったの?てっきりいるもんだと」
「そんなことよりこれ見て!」
と渡してきた写真はものすごく高い塔だった。
「すごいな。これ誰が作ったんだ?」
「誰って、あなたが連れてきたあの人よ。あの異国の顔立ちした人」
それって、ディエゴか。家作るって言ってたけどなんてもん作ってんだ。
「あの人によると、”あらゆる建造物を素手で建築できる程度の能力”を使ったらしいわ」
文がそんなことを言った。面白い能力持ってたな、連れてきて正解だった。
「便利な男ね。いろいろ作ってもらえそうね、何せ遊助の創るのは想像力に乏しくていまいちセンスがないと思ってたのよ」
紫は俺のことを馬鹿にし始めてた。俺センスなかったのか・・・。
「まあ、そんなことで、いつも身内だけの宴会だけど今日は規模を大きくして里や、妖怪の山、もう幻想郷全域のみんなに集まってもらいます!」
と文が言い出した。
「おいおい、そんな急に言われたってみんな集まれないだろ」
「大丈夫です。みんな暇ですから。さっそく始めますよ」
ということで、ディエゴが建てたらしい建物にとりあえず行ってみた。
「ディエゴ、いるかー?」
「おお、遊助。こいつを見てくれよ、暇だから作っちまったぜ!」
と先ほどの塔を指さしながら現れた。
「暇だからって、どれぐらいかけて作った?」
「そうだな、だいたい・・・1時間くらいか」
「マジか!?」
ディエゴやばいな。能力すごくないか。
「ということで、この能力を使って、里に宴会場を作りました。さっそく移動しますよ」
と文が皆を里の方に引き連れて行った。俺も行かないとな。
宴会場には軽く見積もっても500人は来ていた。慧音もいたし、こういうの嫌いそうな幽香まで来ていた。
「遊助、この種なに?」
とあいさつをしようと思ったら先に向こうに質問された。縞模様の種、これはあれだ。昔あったような気あくのあるとっ〇こハ〇太郎とか言うのでかじられてた、
「それひまわりって花の種だ。珍しいな、ここらへんにはないのに」
スキマからこぼれたのだろうか。少なくとも日本にはないはずだ。
「そうなの。帰ったら早速育ててみるわ」
と言って喜んでいた。
「さて今日の主役は特にはいません。みんな思い思いに騒げー!」
と司会の椛が叫んだ。もう酒がはいってるな、これ。と思いながらも皆騒げるとあってそんなことなど気にせず飲み始めた。
「あいつら元気だな、毎日飲んでまだこれだけ飲めるのか」
「あなただって本当はもっと飲めるのよ」
里の人気のない路地に座り込んでいると、ひなたが現れた。
「酔わないけど、疲れるだろ。お前は混ざらなくていいのか」
「そんなことよりあなたと話がしたいわ・・・歪みのことで」
「調べがついたのか」
と聞くとひなたは
「歪みを起こしているのはあなた自身よ。まあ、私はあなたを消す気はないけど。でも覚えておいて、世界が歪んでいるのはあなたとあなたを転生させた私の責任よ」
「そうか。別にこのままでもなんか悪いことないだろ?」
「今のところはね。でもそれだけ心に留めておいて」
とひなたが話したところで、みんながこっちに来た。
「ひなた、抜け駆けは許さないわよ」
「せっかくゲームやめて出てきたらあなたがいないんだもの。つまらないわ」
「お前さんがいないと酒がうまくないんだよ。ほら、こっちきてよ」
と嫁が口々に言ってきた。こうなるともう戻るしかないな。
「今行くぞ。ひなたも、やっぱ今日は呑むよ」
「そうしてくれるとうれしいわ」
「お前ら、遊助が来たぞーーー!」
「「「「「「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!」」」」」
どういうわけだか面識のない人たちまで盛り上がって、そのままのテンションで宴会、というよりお祭りとなったこのイベントは朝まで続いたのだった。
100話記念にしようとしたら、謎展開になったきがする




