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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第1章 東方の世界に転生しました
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人ならざる者

丁度いいところで区切れず、申し訳ありません

 「心配だわ」

永琳は自分しかいない家でそうつぶやいた。遊助は、子供が好きだ。うちになかなか子供が生まれないのは、彼が能力を何とかとか言っていたが思い出せない。いないからほかの家の子供には優しい。ただやさしいだけなら問題ないのだが、時折風呂にも一緒に入っているとも聞いた。もしかしたらロリコンなのでは、ずっとそう思い続けてきた。

「はあ、心配だわ」

つぶやかれた懸念を聞くものは誰もいなかった


俺はいつも子供たちと風呂に入っているが、今回はやばいと思った。永琳と風呂に入った時よりも危ない気がした。依姫はそうでもないのだが、豊姫はなんか考えていそうで怖い。誘うというのもまた怖い。


二人が風呂から上がってきた。パジャマに着替えていて、もう寝るようだ。

「じゃあ、俺こっちで寝るから」

「うんいいよ、おやすみ~」

「おやすみなさい、遊助さん」

豊姫と依姫は寝ていった。考えすぎたか、以下に永琳の教え子と言っても所詮は子供、あまり深く考えない方がよかったかもしれない。そう思うと、急に眠くなっていった。

次に目を覚ますと、天井が少し違った。また腕ににしがみつくものがあった。二つだ。

「遊助、おはよう」

豊姫が怪しげな笑みを浮かべながら挨拶してきた。

「お、おう豊姫、でもおはようにはまだだいぶ早いから、もうちょい寝ないか?」

「ダメよ、今夜は私と依姫二人の相手を朝までしてもらうんだから」

しまった、図られた!まさかこういう手で来るとは、永琳よりも頭いいかもしれない。しかも朝まで相手してもらうって、まさかアレをする気じゃ・・・

「お話しましょ」

え?あれじゃない。よかった、もしやってたら俺姫路に殺されてた。

「じゃあ、質問ね。あなたどうして永琳様の護衛をやってるの?」

「ん、それは俺が永琳がていてでそれで、護衛に俺を選んだからだ」

豊姫は納得したようだ。依姫は剣について聞いてきた。

「どうしたら強くなれるでしょうか?」

「難しいね、まあ最初は方だけを意識して振り続けろ。ある程度より後は才能もあるんだが、お前は今まで見てきた中で一番才能がある。お前ならきっとできるぞ」

二人の質問を交互に聞いているうちに朝が来た。と言っても二人は夜明け前に力尽きてしまったが。やはり疲れてたんだな、と思っていると、姫路が返ってきた。

「お帰り姫路」

「ああどうも、遊助、二人は?」

「寝てるよ、夜明けぐらいまで、ずっと俺に質問してきた」

「ああ、やっぱり、二人ともお前に会うのすごく楽しみにしてたからな。聞きたいことたくさんあったんだろう」

「そうか」

「これからも稽古頼むよ。豊姫はほかのことができると思うから」


「さて永琳を待たせるとあれだから、帰るわ。泊めてくれてありがとう、姫路」

「いやいや、こちらこそ二人の相手をしてくれてありがとう」


家に帰る途中、またあの黒い感覚が襲ってきた。

「がっ、あっ、ぐ・・・!」

いつもとは違った。いつもは痛みだけなのだが、今度は腕が、変な形になっていた。そして腕らしい形になった時、その腕は自分の腕ではなかった。異形の腕だった。それはこの前倒した記憶のある鬼の腕とよく似ていた。

「な?ウソだろ?」

まさかここまで進んでいたとは。やはり永琳と一緒にsy五swる時間もそ長くないのかもしれない。俺は痛む体を引きずりながら、家に向かった。


 幸いにも家に着くころに腕は元に戻っていた。しかし体を疲労感が襲う

「ただいま、永琳」

「お帰り遊助・・ってどうしたの?顔色悪いわよ」

永琳に感づかれてはいけない。なるべく元気そうにしなければ。

「ああ、何でもないよ。ただ少し寝冷えしちゃって」

「そう、あなたが体調悪いなんて珍しいわね、とりあえず薬飲んで」

「ああ、ありがとう。俺少し寝るよ。相手してやれなくてごめんな」

「い、いいわよ、私寂しがり屋じゃないんだから」


会話はできたが、やはり疲労が重くのしかかる。ベッドに倒れこむなりイシイ気が闇に落ちていった。


「ん、ここは・・・」

ここには見覚えがある、俺がこの世界に来た時にいた場所だ。

「お目覚めですか、遊助さん」

声のした方を向くとあの時あった神様みたいなやつがいた。

「お久しぶりです。今日はあなたに一つ忠告をするために参りました」

「どんな忠告だ」

「月への移住計画ありますよね、その時に使うロケットにあなたは乗らないでください。それが、あなたとあなたの愛する人たちのためです」

「な、なぜだ?」

「理由はあなたもよく分かっているでしょう。あなたは半妖になりかけているんですよ」

それには気づいていた。だ抑えられるものと思っていた。

「今のあなたは穢れが多すぎます。月には上がれません」

月には一緒に行きたい。でもそういうわけにはいかないことにも気づいていた。

「かった。残りの時間を有意義に過ごすよ」

「そうですか、ではお元気で」

そういうなり消えてしまった。月への移住計画が、永琳によるとあと10年ほどだというから、時間はあまりない。依姫にも剣をしっかり教え込まないと。

そろそろ、第一章も終わりです。

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