表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/31

第二十七斬【欲望に負けた正義】

第二十七斬【欲望に負けた正義】



二十四時間に渡る闇刀捜索作業が始まった。

半日を終えた所で休憩を取った。

「ふぅ〜」

大悟が椅子に腰掛けた。

「これは…なんだ?」

光子が鉄心に差し出した物は、未知の物体だった。

「かき氷機、です」

「何だそれは」

光子はかき氷機の事を説明した。

「…ほぅ」

光子はそれで氷をもってきた。

「かけものはどうします?」

全員が苺に決めた。

イチゴシロップがかけられたかき氷を口に運ぶ大悟。

「美味いっ!」

誰もがそう言った。

そして休憩が終わった。

どうやら伝助が連絡を取ったらしく、嵐山軍団がやってきた。

「俺らも死んじまったら、意味が無い」

勝也が言った。

そして、もう半日、探索は始まった。

村中の徹底捜索は、疲労を溜まらせた。

そして…



「これは…」

大悟が一つの箱を見つけた。

その箱は今までと違う雰囲気を発していた。

「おい大悟、これがそうじゃないか…?」

幸弘が箱に触れる。

「危ないぞ」

箱は地面に置かれた。

幸弘がみんなを呼び集めた。

「これかもな…」

いつの間にか来ていた関谷が言った。

その時だった。

大助が飛び込んできた。

「やばい。あの壊滅したハズの青龍牙隊が…」

大助の説明はいらなかった。

外で声が聞こえる。

騒がしい。

大悟が外に出た。

そこで見たものは、あの説得したハズの龍二だった。

彼は、闇刀がある事を知らずに向かってきた。

「出て来い!黒狐の連中!」

龍二の叫び声だ。

そして龍二は大悟を見つけた。

「貴様…何だその箱は」

龍二はそれを開けてしまった…。

その瞬間。

龍二の手に闇刀がくっついた。

「くっ…何だこれは!」

龍二が抵抗するが、一目みると、すぐ分かったらしい。

「ハハ、闇刀よ、ブザマだな、わざわざ俺の所に来るなんて…」

しかし、龍二の声は途切れた。

龍二はその手で仲間を殺したからだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ