表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/31

第十三斬【最強の師匠】

第十三斬【最強の師匠】



「お邪魔いたす」

伝助がそう言って扉を開けた。

「…誰だ」

ごつい声が聞こえて、光子が少し退いた。

「伝助だ、西郷、お前に頼みがあって来た」

「…頼み?…とにかく上がれ」

西郷と呼ばれた男は五人を通して家に上げた。

「で、頼みとは何だ?」

西郷と言う男は伝助に問いかけた。

「いや、実はな、わしの命の恩人の大悟と幸弘に修行をさせたいんじゃが…」

「…大悟?幸弘?」

大悟が密かに反応した。

「はい、拙者です」

「はい」

「…俺は黒狐の総隊長、西郷重治だ」

「拙者は、五十嵐大悟と申す」

「俺は桜井幸弘」

自己紹介が終わると、重治は言った。

「…お主ら、体格は非常に良い。だが、実力も見てみないとな…」

大悟は即答する。

「実力…か」

「楽しめそうだな」

幸弘も笑みをうかべた。

「ではまず、力試しだ」

重治は顔をこわばらせて言った。

「何を?」

「簡単だ、俺と戦うのだ」

重治の目は本気だった。

もちろん、手加減はしない。

「殺していいのか?」

「まてまて、俺に一撃でも加えれたら弟子として認めよう」

「楽勝ではないか、桜井、本気で行こうぞ」

「うむ」

大悟の目は期待に満ち溢れている。

もうすぐ認められる。

もっと強くなれる。

「では…はじめ!」

鉄心の合図で、幸弘が踏み込んだ。

「甘い!」

踏み込みした足を踏み、重治は幸弘の刀を弾いた。

「なにっ!」

しかし、大悟が残っていた。

「ふん…俺の背後を取るとはな」

しかし大悟は攻撃をしてこなかった。

「どうした大悟!」

幸弘が叫ぶ。

重治は接近した。

「所詮は無駄足か…」

しかし、次の瞬間、大悟は、居合い斬りをした。

「なにっ…」

しかし、重治はギリギリでかわした。

「なんと…拙者の居合い斬りをかわすとは…」

「なかなかやるな…では俺も本気を出させてもらう」

その言葉に幸弘は呆然とした。

「今までので普通の実力か…?」

重治は上半身を裸にした。

「さぁ…来い!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ