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とわのゆりかご  作者: 葉月雷音
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閑話 02

 酒臭い母が帰宅したのは、それから1週間くらい後だった。


 だが、泥酔していた母は、別人のトワに気付くことなく玄関で寝てしまう。

 しかも、起きてすぐに別人のトワを見た母は、違う家で寝てしまったとでも思ったのか、慌てた様子で家を出て行ってしまった。


 毛布をかけてあげようとしていたトワが、どうしよう、という顔で立ちつくしていたのを未だに良く覚えている。


 それ以降のことは、よく覚えていない。


 ただ、母はあまり帰って来なかったし、帰って来たとしても、トワの顔を見た瞬間に家を出て行ってしまう。




 そんな平和な日々がかなり長いこと続いていたと思う。




 唐突に帰宅した母は、知らない男と一緒だった。

 姉のアイが小学校に行くことになるから、とランドセルをアイにプレゼントした。


 それからは、母も家に居るようになった。


 だけど、母はやはり家事を全てトワにやってもらっていた。

 でも、トワは無表情だったものの、嫌そうな顔は1度もしなかったと思う。


 トワは、命じられればやり方を聞いて、その通りにこなす。

 失敗して何度か母に蹴られていたけども、以前のトワとは回数がグンと減っていた。




 母は、そのことに違和感を覚えなかったのだろうか?


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