表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
110/110

第110話 新天地

 私とシルバー達は今日も草原にきている。

 もう日課だよね。

 

 あれから私は以前、夢で見た通りネットスーパーのレベルアップに励んだ。

 最近、思うことがあるの。

 今までの習慣なのか人の中で暮らしていたから、街中で暮らさないといけないと思っていたけど物は考えようみたい。

 ネットスーパー『SAY YOU』があれば、特に不便に感じないことが分かったわ。

 最近では月に一度、スーパーSALEがあって特売品もあるし。


 購入すればするほどポイントが貯まり、ネットスーパーのレベルも上り品揃えも豊富になるみたい。

 お金の代わりにポイントを使うこともできる。


 私はあることを思い付いた…。

 私が当初、望んでいた通販サイトに早く進化させる方法を…。


 それは買い物をした品物をネットスーパーに下取りに出し、また買い物をしてそれを繰り返すことよ。

 もちろん下取りに出す分、売却した値段は下がって行くけどお金は無くなれば貯えていた分もあるし、無くなったらストレージの中にある魔物の素材を売ればいい。



 そんなことを思いながら適当にストレージの中で高額商品を買い、下取りに出しまた買い物をしている。

 (はた)から見たらボ~としているように見えるだろうけど…。



『テレレレッテッテレー♫』

 何度目かのファンファーレを聞いた時だった。

 遂にその時はやって来た!

『ネットスーパーから、ホームセンター『SAY YOU』へレベルアップ致しました』

 さっそくサイトの中を確認する。

 あったわ、ログハウス!!

 夢で見た通り『下水道対応済』と記載がある。

 どんな処理?


 まあ、いいわ。

 これで街から出られる。

 都会に住み始めると田舎の生活に憧れる。

 それが今の気持ち。


 実際に衣・食・住がホームセンターで、揃うなら街で暮らす意味もない。

 足りない物があればまた、買えばいいものね。


 私はそう思いシルバー達を連れ王都を後にした。

 宿を出る時に前金で払っていたので、『今夜、戻らなければ宿は引き払ってください』と受付の人に伝える。

 すると私の顔を見た受付は驚いた顔をしていた。




 王都から東へ東へとシルバーの背に乗り私は走って行く。

 森を抜け谷を越えそして更に山を越える…。

 数時間走った後、やっと見つけた。

 以前に見つけておいた壮大な平原(へいげん)


 森を伐採から始めるのはさすがに無理があるわ。

 だから平原(へいげん)を見つけておいたの。

 それにこれだけ広ければ放牧ができ、王都寄りならたくさんの移住者が来たでしょう。

 こんなに自然に囲まれ人と手が入っていないところがあるなんて。


 私はさっそくログハウスを購入した。

 平屋のログハウスと大型犬用の犬小屋が目の前に現れた。

 夢で見た通り作業着姿の人が何人か現れ、『設置終わりました』と言って消えた。

 排水はどこに?と言いたかったけど、リアルでも聞けなかった。

 なんだか聞いてはいけない様な気がして…。




『ねえ、シルバーのおじたん。スズカねえたん、なんだかこわいかお()てるね』

『まあ、それは怖い顔と言うより寝不足なんだろうよ』

『ねぶそく?』



 三日三晩、外にも出ずレベルアップを続けていたスズカの顔は、目の下にクマができ酷い顔だった。

 ゲーマーか?


 こうして私の『異世界スローライフ』が始まる!!


 本編はこれにて完結となります。

 今まで応援頂きましてありがとうございました。


 また機会がありましたら、サイドストーリーとして投稿したいと思います。

 今までご愛読、ありがとうございました。


 今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読んで頂いてありがとうございます。
もし面白いと思って頂けたら、★マークを押して応援して頂けると今後の励みになり、とても嬉しいです。
― 新着の感想 ―
[良い点] お疲れ様でした。サイドストーリーにも期待してます。 [一言] 109話と111話は一部(レベルアップとログハウスのくだり)内容が被ってませんか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ