詩 呪われた運命としみついた業
「どうしてこの子がこんなに不幸な目にあわなければならないの?」
「誰かこの子を救ってください」
どれだけ罪をつぐなっても
不幸はかならずやってくる
どれだけ幸福を望んでも
悲劇はかならずつくられる
どれだけ生まれかわって
生まれなおして
やりなおしたとしても
一度犯した罪からは
決して逃げられない
呪われた運命 逃れられない運命
どんなに遠ざけようとしても
かならずそこについてくる
「おそらくそれは前世の業」
「魂にしみついた呪いなのでしょう」
「ストーリー」
私の子供を呪いから解放してください。
怪我が絶えないんです。
このままではきっと死んでしまう。
なんでもします。
どうか、この子に人並みの生活を送らせてやってください。