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ダンジョン攻略  作者: 豊次郎
4/17

明日、世界が終わるなら明日まで生きていよう

ついにその日がきた。


空は曇り。今にも雨が降りそうだ。

俺達は戦うやつ。隠れるやつに分れている。

しかし、此処に明確な区別はない。

隠れている奴も最終的に戦うか、もしくは諦めるかだ。


曇りか・・・

俺は大木の裏に隠れている


戦うといっても、真正面からいけば、まず玉砕だ。

道には地雷を埋め。道と道の間には電気のワイヤー


ありとあらゆる罠を仕掛けてある。

取り合えず、動きを止め。そこから一斉射撃。

で何体かを破壊できればと考える



そして、戦いのチャイムが鳴らされた。

キン・コーン・カン・コーン 

キン・コン・カン・コン


一斉にドローンが飛んでくる。

パタパタパタと俺達の住処の隅から隅まで飛び回っている。

俺達の仕掛けた罠を物ともせずに空を飛ぶ


と、戦車が来た。

目の前に爆破がおこるが戦車は地雷を踏むもビクともしない・・・

今回は戦車が5台見える。取り合えず状況を確認してるみたいだ。

まだ、撃ってくる気配はない。


実際に分かっていたことだが、此処まで地雷や電気ワイヤーが役に立たないとは


と、天から今回のボスロボットが現る。

デカいな・・・ビルの3階ぐらいある。


俺は狙撃銃のスコープで気配を探ると・・・

ボスロボットの顔がグルグルと周りはじめて

俺の方を見てピタリと止まる。

「やばい・・・」と感じるのが先か


ドンッとデカい音がした。

俺の前の大木が爆破で薙ぎ倒され、俺の体は宙を舞ってゴロゴロと崖の下に転げ落ちる。


「うぅ・・・目の前が真っ赤だ・・・」


俺の記憶はそこで途絶えた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「おい。おーい。ネズミ。泥・ネ・ズ・ミ。」

ポコポコと頭を叩かれる。

「う~ う~ん。」

「お~い。いい加減に起きなっせ」

と俺は自分が呼吸していることに気付く


ゲボゥ・・・ ゲホッ・ゲホッ  

「ツウ・・・ここは・・・どこ?どこだ?」

「ここはオレの穴倉の中さねぇ。いきなりお前さんが飛んで来たんで・・・な。見殺しも良くないとな」

「ん?ムカデ?」

「そうだ。ムカデだ。」

ムカデは俺の顔を覗き込む


「で、ネズミ。お前はバカなのか?バカなんだろうな。あんなガラスの付いた物で覗いてたら見つかるのは当たり前だろ。」

「ん?スコープのレンズが光ってしまったのか・・・」

「そうだ。大バカ者だが・・・運だけは良かった。まだ生きている。」


そうだな。大バカだ。だから俺はダメなんだ。

しかし、運が良いのか悪いのか分からない。なんせ、この悪夢はまだ続くということだからだ


俺は状態を起こしてムカデに状況を尋ねる。

「で、どのくらい寝ていたんだ?」

「そうさなぁ。半日ぐらいかね。」

「半日・・・で【神人】は皆は・・・どんなぐあいだ?」

「ん? 分からん。当たり前だろが!顔を出した瞬間にバ―ン。それでお陀仏や。」


なるほど・・・俺は考えを巡らせる

「確かに・・・無謀だった。」

ムカデはチラリと此方向いた後

「でも、手が無いこともない。うん。」

とつぶやくと地べたに置いてあるリックから水筒を取り出す


「何か手があるのか?」

「無いことも・・・ないが・・・」

そういうとムカデはお茶をすする。

「教えてくれムカデ! その手を。」

「だめ。ダメ。そうするとオレの隠れ家がバレる。オレが危なくなる。そうだろ?」


「しかし・・・じゃ何で手があると?教える気、満々じゃないか。」

悪態を吐いてみるとムカデが唾を吐きながら喋る。

「ちがうわ。ボケネズミ!何にしても、その体じゃ無理じゃろ。右足がのうなっているやろ。」

「右足?」


足?

ムカデは何を言っているんだ?


俺は恐る恐る右足がある方に目を向ける。

足が無い・・・

俺は恐怖で叫ぼうとすると・・・ムカデから猿ぐつわ構わせた。

「そう言う事だ。言わんこっちゃない。ビビったかネズミ。」


足がない・・・足が無いのに痛みがない。足がのうなってる。足がない。ない


フーハァ フーハァ  フー フ―

俺は落ち着きを取り戻そうと深呼吸をおこなう。

「・・・で、で。フーハァ。ム・・ムカデどうして、どうして、どうして痛みが無い。   痛くなぞ。これだけのキズだ。何で生きている?」


ムカデは、俺を見ると

「これだ。これ。魔石といわれるとる石。これを使った。これは特別製だ。脳に作用して痛みを無くしておる。麻薬と一緒じゃ。で、若干だが回復もする。だから、まだ死んでいないと言ったほうがええのか。」


なぜだ?俺は理解が出来ない。ムカデ。ムカデは何で俺のために、そこまでする?


ムカデは俺の目を見て言う。

「なんで?て顔だなぁ。これは取引だネズミ。お前、あのロボットに乗っている【神人】を殺せ。もちろん、そのつもりだったんだろ? やり方も教えてやる。」


俺はムカデにいう

「しかし、お前が言ったように右足が無いんでは・・・」

ムカデは俺の方をむいて

「大丈夫じゃ。足が無くてもやれる。もちろん殺った後は逃げれはせんが・・・」


しかし、俺はもう決めている。もう後戻りは・・・したく無い。

「わかった。ムカデ。やる。やってやる。で、やり方は?奴らを殺せるやり方は?」


ムカデは少し笑ったようだった

「ムム 【神人】をそう呼ぶかね。だいぶ魔石にやれられいるなぁ。やり方はなぁ3日の最終日に最後の1時間。奴らは油断する。そりゃそうだ。あらかた狩り終えて満足してるし、今更な、向かってくる奴もいないと思うからなぁ。で、この穴倉は横穴が沢山掘られていてなぁ ロボットに近づいて・・・」

「ちかづいて・・・刺すんだ。以上。」

「ん?刺す?」

あれは特別製だ。キズすらも付かないだろう。


「バカか?ムカデ?」


ムカデは俺からバカと言われてキョトンとした目を向ける。

「バカはお前だろ?ネズミ。オレは先ほど、お前に見せたはずだ。あの魔石の特別な力を、あれには別な使い方があるだ。おれは若干だが、あの魔石を扱える。触れると爆発する力を付与すると刺した瞬間にドガ~ンだ。」

「なるほど、で俺は?」


ムカデはニヤリと今度は本当にニヤケる。

「たぶん、巻き込まれて助からん。それだけの力を秘めている。でも、今と何が違う。オレはお前を助けた。つまり、お前の命はオレのモノだ。」


理屈がわからん。。。。が、確かに拾った命だし、多分だ。このケガでは1週間はもたないだろう。


「そうだな。ムカデ」

やる。・・・やってやる。再度、心に呪いをかける。


3日目最終日・・・・・・・


俺は横穴の地図と爆発音と振動で探りを入れつつ進む

ジワリ・ジワリと物音を立てずに・・・

やられたのが右足でよかった。やられたのが手だったらどの道、匍匐前進では進めなかった。

俺の右足には木で作った義足まがいの棒切れが付いてる。

無いよりマシだろう。とムカデが俺の足に括り付けてくれた


息を殺しジワリジワリと奴らに近づいていく・・・


近くまで来たことを感じると俺は横穴の中で時がたつのジッと待つ。

ながい・・・永遠かと思える


と、最後の1時間のチャイムがキンコーン・カンコーンと鳴る。


45分・・・30分・・・15分・・・5分


と、時間を見計らい。俺は勢いよく外にでる。

外は晴れていた。

周りは高い建物は破壊され。地平線の先までみえる。


一番高いものは死体の山だった

奴らは文字通り破壊の限りを尽くしていた。


ロボットは・・・どこだ?ロボットは・・・ 


と、20m先に見えた。

20m・・・・20!・・なぜだ? 離れすぎている。


俺は槍をバランスを取りつつ義足をズルズルと引きずりながら左足で進む・・・


今回は、大きな大砲も打って来ない。

暇つぶしに此方を見ないで拳銃にて撃ってくる。

最初の方は流石に当たらない。

ロボットは今度は、石に持ち替えて、俺の左足をに投擲を行う。

【ドンッ】 俺の左足は吹っ飛ぶ。


俺は前のめりに倒れる。

それから、槍を口に咥え。両腕で前に進む。

藻掻く・藻掻いてやる。



【神人】は俺が惨めに見えるだろう。


・・・・・情けなくみえるだろうか?


あと、5mで【神人】のところで遊び飽きたのだろうか?


銃を構える。


クソ クソッ・・・届かない。


次の瞬間、左手が吹っ飛ぶ。

銃弾が胸をえぐる


「ぐふぁ 」


思いっき血が噴き出る・・・・意識が飛ぶ・・・意識が・・・・飛ぶ前に


俺は槍を投げる・・・


「飛んでいけ・・・飛んでけ・・・当たれ・・・あたれ・・・あtぁ・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


後からムカデから聞いた話では俺の投げた槍はロボットの手前に落ちたらしい。


その爆発でロボットの右でが吹っ飛んだ。


で、なぜ俺はまだ生きているというと、その爆破でロボットが壊れたという事で俺に点数が入ったそうだ。

その後、俺はロボットに頭を掴まれビーカーの中に投げ入れられた。

俺は【神人】に生かされた。



そして、神々の遊びが終わった。



30日後・・・ネズミが撲殺された。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「おい。ウジナ さっさと片付けるぞ。  

新しく入ったニグモが喋りかける。

ニグモに返事もしないで俺は淡々とネズミの亡骸を片付ける。


誰が、殺ったのは分からない。

【神人】のロボットが壊した仕打ちが怖かったのか?果ては、ネズミを疎ましく思ったのか?


「ネズミ・・・」


あっけない最期だった。









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