凶悪な森の話 (終)
ダンジョンの入り口までたどり着いた。
そこには、以前と違う姿のダンジョンがあった。
とても大きな穴が真直ぐ下に向かってに開いていいた
「入り口が大きいね。」
「下の方までまっすぐだね。」
ヨハネは入り口に駆け寄り、穴の周りの土をすくい上げる調べてみる。
穴から少し離れた土は水分を失いサラサラになっており、穴の周りは真っ黒に焦げていた。
「土が焦げている。白く炭になっている物もあれば、焦げている個所もあるな。超強力な火炎のブレスを吹いたのか・・・」
ドラゴンは迷宮のようなダンジョンの通路を通るのが煩わしくなったのか、井戸の様に真直ぐに穴が開いていた。
「上の階層にいた魔物はどうなったんだろ。」
「たぶん、黒焦げになったんじゃないかな。」
「そうだね。」
かがんで穴をエルザとスズが覗き込む。
しかし、ここまで強烈な火炎のブレスを地上にいるときに吹かれたら・・・・その場にいた連中は全滅していただろう。
ドラゴンはどんな考慮・・・思考をしていたのか
「真っ暗だ。」
エルザが石を掴みダンジョンのしたに投げる。
一秒・・・2秒・・・3秒・・・4秒・・・5秒
下にだどり付いた音はしない
ヨハネは髭を撫でながら
「これでは、手持ちのロープでは下までたどり着けまい・・・と、すれば、ある程度魔法で・・・行くか、ロープのかわりもしくは降りられるルート・・・やり方は・・・。」
とイリコが一つ提案をする。
「わたしの結界術の応用で草や木の葉っぱを固定して簡易パラシュートを作る事ができます。それを使えば下まで下れると思います。その間、誰か一人にロープを取ってきてもらい帰りの帰路の道を作ってもらえば良いかと。」
ヨハネは腕を組んで
なるほど・・・しかし ドラゴンがいたエリアが5層より下と仮定して。ロープは最低でも1キロメートルはいるな。
「いや、ここは仕切り直しでロープを持ってきての再挑戦だ。今日は今のロープで下れるところまで下ってみるか。」
今回、持ってきたロープは500メートルだ。通常よりも長い物を持ってきたつもりだったが・・・
「最初は俺一人で下ってみる。途中で足場があるようだったら笛を鳴らすから、みんな下ってきてくれ。サーニャ悪いが、その際はロープの見張りを頼む。」
「ああ、了解した。」
俺達はロープをYの字にし、片方を丸太に固定、もう片方をアンカーで地面に固定する。
「それでは、行ってるく。」
俺はロープを伝い。ダンジョンを下る。
ロープは20メートル毎に壁面に固定する。後から上り下りする際に、不慮の事故でロープが切れた時の対策だ。最悪、下まで真っ逆さまにはならなくてすむ。
100メートルを過ぎるころになると、周りはどんどん暗くなりる。
200メートル
300メートル
400メートル
450メートル
足場を発見した。ダンジョンがドラゴンのブレスで吹き飛ぶ前の道がかろうじて残っていたのか。
もしかしたら、このまま、下まで行けるかもしれない。と思ってしまった。
しかし、それが甘かった。足場に足を乗せた瞬間。足場が崩れた。
命綱がピーンと張る。
「危なかった。」
落ちるとこだった。と上を見ると大ムカデの化け物がいた。
しかも、体の半分が焼け落ちていて気が立っている。
ヤバい。このまま、此処で戦うには分が悪い。
大ムカデの牙がカチカチを音を手てる。
俺はナイフを握るり足を崖に付けて態勢を整える。
大ムカデは、そのまま俺に向かって飛んでる。
「ぐっ。牙で首を狙うか!その前に。」
俺はロープを命綱のロープを切る。
俺は大ムカデと共に暗黒の穴に落ちて行った。
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「ヨハネ遅いね。」
「遅いですね。」
「私がちょっと下ってきます」
サーニャはロープを伝い下に降りていく。
そして2時間後、サーニャが戻ってきた。
「ヨハネは?」
とエルザとスズは聞く。
サーニャは首を横に振り
「ヨハネはいなかった。命綱がナイフで切れていた。多分、魔物と遭遇したに違いない。」
「じゃどうなるの?ねぇサーニャ?」
「分からない。が下がどうなってるか分からないから、何とも答えようがない。」
ヨハネがロープの切れた位置から下をのぞくと真っ黒な暗黒な世界が続くばかりだった
それは、この子達には伝えないでおこう。
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それから、3年
ドラゴンは相変わらず凶悪な森の深い場所にいる。
ヨハネはあれから何度か捜索隊が出たが見つかっていない。
では? 死んでいるかのか?
いや、そんなはずはない。
今年、私とエルザ姉さんでヨハネを探しにいく。
きっと出会えることを信じて。




