凶悪な森の話
ドラゴンが出たという話はいち早く、商業都市ピサモにも届いたていた。
至急の会議が開かれて対応に追われるも、待てども商業都市ピサモからの回答は来なかった。
ピサロのギルド会議でも同じように判断が付かない状態が続いている。
まず、攻撃を行ってもキズ1つ付けられない。
そして、ドラゴンからの攻撃にて決定的な負傷者がいない。手加減を加えらていたということだ。
「なるほど。困ったな。ドラゴン自体は凶悪な森の最暗部に行ってしまったし。」
「あそこは、まだ、未開の地にて誰も入ったことがない。
「商業都市ピサモからも通達や連絡が無いときている。」
「どうしますギルマス?」
「取り合えず、静観・・・しかない。戦ったところで全滅は免れまいて。」
まぁ、うちのギルマスの判断は間違えてはいない。
しかし、あのドラゴンは異常だ。
攻撃が効かないばかりか・・・・手加減された?ドラゴンに?
いや、あり得ないだろう。
と上級冒険者のレイドは思う。
と、そこで声があがる。ヨハネだ
「1ついいか?」
ギルマスが答える。「なんだ。ヨハネ。いい案でも?」
ヨハネは言いにくそうに
「いやぁ、いい案は無いが・・・今のうち、ワシ1人でダンジョンに潜ろうと思う。今だったら大型魔物がドラゴンにより一掃されてると思うし。ダンジョンの深層部に行けると思う。もちろん。目的はあのドラゴンの事も分かるやも知れない。」
ギルマスは髭を触りながら・・・
「そうだな・・・何かドラゴンの事が分かれば・・・・しかし、1人は許さん。が、人を割いてる時でもない。」
「そうだ。1人は流石に危険すぎる。せめて 3人ぐらいは必要だな。」
「3人・・・・か?」
「ねぇ。私だちは?私達が付いていくよ。」と後ろから声がする。エルザとスズだ。
ヨハネは2人を見るなり。
「ダメだ。ダメ。家で大人しくと言ってあるだろう。」
「でも、何処にいても、あのドラゴン本当に攻撃して来たら安全じゃなくなるよ。」
「むむっ・・・・確かにだが・・・だが。」
ワシはあのドラゴンが本気で攻撃なんぞしない事を知っている、がこれは、秘密だしな・・・・
サーニャが2人を見て
「そうだね。エルザは強くなったし。スズは援護と回復が出来るようになった。ヨハネさんもいるし、あとはアタシが付いていけば、ある程度のところまで行けると思うよ。」
「それなら、俺も行くよ。」とレイドが言い出す。
「アンタがぬけたら町の守りはどうなるの?」
「そう言う。お前こそ。だろ!」
「町には遠距離特化の秘書のヒナギクさんがいるから大丈夫だろ。」
「くっ・・・・」
「あのう・・・大丈夫でもないんですが・・・」
「よし。どの道、現状は静観しかない。ヨハネとサーニャ。そしておチビ共。ダンジョンの状態確認を任せる。」
「うわああい、やった。スズ初のダンジョンだ。」
「やったね。お姉。」
2人は抱き合って喜ぶ。
ヨハネは頭を抱える。計画が台無しだ・・・とか呟いているが。
さてと、本題だがとギルマスが喋る。
「ヨハネ。今回は何処まで潜るつもりだ。」
とりあえず、
「4層を越えて5層、6層あたりまで。もともとオロチは5層、6層にいる奴だ。それを思うと7層まで潜らないと真相は見えてこないかもしれない。」
とヨハネは答える。
「むむ、険しいそうだな。」
「ああ、5層でベースキャンプを置いてい6層、7層はワシ1人で行く。流石にあの辺りはキツイからな。」
「ええ!私も行きたい。」とエルザは駄々をこねるが・・・それじゃ連れて行かないと言われて黙る。
やっと、ダンジョンに潜れる機会をフイにしたくないらしい。賢い選択だ。
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3日後、ダンジョンに潜る準備が整う。
結局、メンバーは
ヨハネ。
サーニャ
エルザ
スズ
と結界術を使えるイリコが行くことになった。
結界術とはダンジョンにて魔物の侵入を防ぐ。安全な場所が作れるという事で、今回、大金をはたいてヨハネが商業都市ピサモより呼び寄せた。
ヨハネとの付き合いは長いらしい。
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エルザ・すずの初のダンジョン攻略がはじまる。




