第987話 雲霧仁左衛門との戦いその1
織田信長、黒坂真琴、森蘭丸、森力丸、弥助。
ぬははははははっ、あの時の者が揃ったぞ。ぬははははははっ。
側室達も子供らもいる。皆殺しにしてやる。皆殺し。
那須に眠りし九尾の狐よ。我に力を貸し与えん。あやつらを始末した後はちりばめられし魂集めてくれよう。
世界を混沌の闇へと返すのだ。
ならず者達を集めるのは容易い。
しかし返り討ちになるのは必定。
そうなれば、間違いなく警備は厳しくなる。
気を見て静かに静かにただ静かに近づいて一気に討ち取る。
・・・・・・
うつけか?それとも我が力を侮っているのか?
下々の者まで城に入れて見せびらかすなど入り込んでくださいと言っているようなもの。
この機会、逃さん。
◆◇◆◇
「なんだ常陸、儂のまねか?」
「あぁ、お城見学ですか?茨城城でもやりましたよ。みんなにこの素晴らしい城を見て欲しくて」
「そうか?していたのか」
「・・・・・・信長様、誘い出します」
「だろうな側室一人を失って気でも狂ったかと思ったぞ」
「まぁ信長様と一緒にいて嫌と言うほど人の死に携わってしまいましたから・・・・・・」
「常陸も地獄だろうな」
「え?信長様地獄行くつもりなんですか?」
「ん?」
「ほら、未来の話の件も」
「何か可能性を見つけたのか?」
「はい、ですから地獄には行けませんけどね。まぁ~最後の時はこの城にいてください」
「そうか・・・・・・」
「取り敢えずは素知らぬ顔で。そうですね~酔っ払ったふりでもしてて貰いましょうか」
「よし、袋田の滝の凍結を蘭丸達と見てこようぞ。そこで凍る滝を愛でながら宴席にしてくれる」
「なら、俺は風邪でもひいたことにしといてください」
「うむ、常陸の言うとおりにしようぞ」




