表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

949/1168

第943話 地下への興味

挿絵(By みてみん)

「なぁ、常陸、この下はどうなっているのだ?」


と、唐突に言い出す織田信長、俺は次の出港の準備の最終確認に忙しいのに。


「ん~と、地上の下って事ですか?」


「うむ、そうだ、前回オーストラリアに来て常陸を待っている間、アボリジニにオパールの採掘と住居を兼ねた地下を見せて貰ったが、それより奥深くを掘ったらどうなる?」


「って、ここだと石炭掘りしているからオパールより深くまでは入れますけど」


「あぁ、それも見させて貰った。地上から大きな穴を深く大きく広げていた」


「あ~常磐炭鉱みたいに坑道を掘り進めるわけじゃなくて露天掘りだったかぁ~土地広いし、真っ直ぐ掘れば出てくるからなぁ・・・・・・ん~と、地下は奥深くまで掘ると地熱で熱くて熱くて蒸し風呂状態なんですよ。確か、俺の時代でも機械の限界で50キロメートルとかくらいまでしか掘れなかったはず、うろ覚えですがね」


記憶が曖昧だが、ソ連だかロシアが実験していたはず。


「なぜに熱いのだ?」


「火山の噴火を見たことがありますか?」


「ハワイで見たぞ、山から流れ出る真っ赤なドロドロした物が海に流れ出ていたな」


「あれが地下に流れているんですよ。あれが詰まっていると考えて貰ったほうが良いかと」


「その上に大陸があるのか?」


「そうですね、溶岩に大きく蓋をしていて、それが吹きこぼれるのが火山みたいなって、電子辞書で調べて下さいよ。今、忙しいんですから」


「ん?常陸、自分の開いていないだろ?なにやら寿命らしいぞ、儂のも佳代のも動かなくなった」


ん?確かに見ていない。

開いてみると、完全に無反応だった。

佳代ちゃんが壊れたというのだから根本的になにかが寿命だったのだろう。

単純に電池あたりかな?

聞いて見るとやはり電池が限界らしく、安全装置が働いたそうだ。

それを組み込んでいないと爆発発火する危険性があったらしい。


「信長様、地下に潜ろうなどと考えないで下さいよ。蒸し風呂洞窟に入っていると想像すれば良いと思います」


「ん?そうなのか?」


「まぁ、日本に帰ったら阿武隈鍾乳洞とか案内できますけどって、そう言えば、スペインだかメキシコだかにある水晶で出来た洞窟行くの忘れていたんだよなぁ・・・・・・ふしぎ発見でやっていて見たかったんだよなぁ~・・・・・・」


と思い出したことを一人言で言うと織田信長は、


「ん?水晶で出来ているのか?」


「ちょっと完全にどういった経緯で出来たかまでは覚えていないですけど、あるんですよ。水晶の洞窟」


「ほう、それは見てみたい物だ」


「だから、今、面白い物見学の旅に出るのに準備しているのですから、ちょっと待ってて下さいよ」


「そうか、すまぬすまぬ」


織田信長は珍しく謝っていた。


挿絵(By みてみん)

書籍版全巻6万文字の大加筆&書籍版オリジナルヒロイン大活躍中&オリジナル敵キャラ登場&オリジナルストーリー有り


本能寺から始める信長との天下統一8

オーバーラップ文庫より発売中

9巻発売決定

挿絵(By みてみん)

原作1巻再々重版・2、3巻重版出来


電撃大王連載中

コミックス最新3巻・発売10月27日

電撃コミックスNEXT

挿絵(By みてみん)

☆令和4年11月19日☆コミックス1巻再々重版決定

ありがとうございます

https://seiga.nicovideo.jp/comic/49458

無料試し読み

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i621522 【書籍版案内】 最新情報オーバーラップ文庫公式サイトへは画像をクリック i533211 533215 i533212 i533203 i533574 i570008 i610851 i658737 i712963 本能寺から始める信長との天下統一コミカライズ版☆最新情報☆電撃大王公式サイト i533528 i533539 i534334 i541473 コミカライズ版無料サイトニコニコ漫画
― 新着の感想 ―
[一言] なんか信長様が亀仙人化していますねw。 主人公と一緒にいつまでも長生きしてほしいです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ