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第90話 大津城築城巡察

銀閣寺城のステンドグラスの件は任せて、俺は自分の城を何度か往復するようになっていた。


暖かな季節になり、琵琶湖を渡る安宅船のクルーズも苦にならなくなってきた。


その為、天気の良い日をみはらかって月二回のペースで安宅船に乗って往復。


安宅船一艘は俺が好きなように使えるようになっている。


銀閣寺城のステンドグラス提案の恩賞らしく、俺が作らせた深緑に揚羽蝶と抱き沢瀉の家紋が入った旗がはためいていた。


茶々は毎回付いてきていたが、お初とお江は飽きてきたらしくついてこない日もある。


蝉が鳴き始める頃には、大津城は住む事に不便ないぐらいになっていた。


もちろん、防御の面でも。


「御大将、そろそろ一度陸路で軍勢を率いて城に入城していただけないでしょうか?」


と、氏郷が巡察を終えて帰ろうとしていた俺に言う。


「水路ではだめ?」


利便性から行って断然的に安宅船で安土城から直接、大津城本丸に作られた桟橋に来る方が便利で早い。


「仮にも領主様、領民に領主ここにあり、と見せ付けなければなりません」


「だったら、軍勢の必要性は無くない?何人かの供回りで入れば」


と、無駄使いになりそうな軍勢での入城に疑問があったので提案してみると、


「なりません。以前申し上げたようにここは比叡山への監視の役目のある城、しっかりとした軍勢での入城が意味があるのです」


なるほど、要は軍事パレードをしろというわけか。


「力丸、軍勢ってそんなにいるの?」


「はっ、足軽含めまして二千五百の兵はすぐに召集出来ますが」


「へ?」


「屁は出ません。上様からの命により黒坂家家老職にある者には、それぞれ五百の兵が与えられました」


うちの家老職って森力丸、前田慶次、真田幸村、柳生宗矩、そして蒲生氏郷たしか、みな数十人の家臣がいたはずだがその下にさらに五百人ずつの足軽って、みんな俺の配下?家臣?


いつの間にか、本当に戦国大名になってない?俺。


「ちなみに兵装備は?ってか鉄砲は何丁ある?」


「約二百でございます」


10分の1か、多い方なのか少ない方なのかわからない。


が、比叡山延暦寺を軍事パレードで脅すなら二千五百の兵だけでは不十分な気がする。


圧倒的軍事力を見せつけて戦にならないのならそれに越したことはない。


「おっしゃっ、いっちょハッタリかました軍事パレードでもしてやるか」


「軍事パレード?ハッタリ?」


「軍事パレード?」


「ハッタリ?」


と、力丸、氏郷、後で相変わらず報告書を書いている宗矩が首を捻っていた。


安土城に帰ると、すぐに力丸達に指示を出した。


「火縄銃をくるむ統一した布の袋を足軽数調達して、それと火縄銃と同じ長さの竹筒と木の板を」


と、指示をすると慶次が笑っていた。


「御大将もなかなか歌舞伎者ですね、やりたいことわかりました」


歌舞いているわけではない、むしろ伊達者と言われたいのだが、まだその言葉はないはず、言わないでおいた。

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