第844話 空飛ぶ織田信長
オスマン帝国の緊迫した情勢がもたらされ、援軍の仕度をしていると少々気になることが発生した。
いや、見つけてしまったと言った方が良いだろう。
何気に空を見ながら一休みしていると・・・・・・はっ?
明らかに鳥ではないなにかが飛んでいる。
飛行機製造に成功した佳代ちゃんは今、カイロに琴彦の治療で飛んできてくれたおかげで、一機はナイル川に止まっている。
佳代ちゃんはそれを整備していた。
「ねぇ~佳代ちゃん、飛行機ってもう一機作れたの?」
「あ~あれね、そうよ。二人乗りのをなんとか一機完成したよ」
「流石に佳代ちゃんだね。・・・・・・・はっ!もしかしてあれ乗っているのって信長様?」
「うん、信長様。操縦はアセナちゃんだけどね」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!アセナが!」
全身の毛穴がぞわぞわとするぐらいに驚いてしまった。
「うん、アセナちゃんは操縦覚えると凄くて、アクロバティックに飛行しているよ」
「アクロバティック?」
「空中宙返りとか」
「はぁ?信長様、一回転?」
「うん、一回転。凄い楽しんでるよ」
「ちょっちょっちょっちょっと、信長様いい歳なんだから、そんなのに乗せちゃ駄目でしょ」
「ん~一応、診察はちゃんとしているけど、心臓強いみたいだし大丈夫だよ」
と、あっけらかんと佳代ちゃんは言う。
上空を見ていると飛行機はぐるりと一回転していた。
「うわ~あれに信長様乗っているのか・・・・・・・」
「大丈夫、私の設計は安全だから。もし、エンジン止まってもグライダーとして安全に着陸するようにしてあるし」
「うん、まぁ、佳代ちゃんの腕を疑っているわけではないけど」
と、言葉が詰まる。
タイムマシンを作り上げてしまうくらいの天才が作る飛行機に不安などはないが、信長様の体力のほうが心配だ。
飛行機を目で追っていると欧州イバラキ島の方角に戻って行った。
「ねぇ~俺用の機体は?」
と、佳代ちゃんに聞くと、
「あ~そろそろ出来た頃かな?取りに戻るね」
と、佳代ちゃんは自身の飛行機に乗り飛び立った。
う~俺はアクロバティックな飛行機には乗りたくないのだが・・・・・・。
大丈夫なのだろうか?




