↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
842/1410

第837話 毒

「大変です。琴彦様が御倒れになりました」


執務をしている俺に知らせる家臣は、額から汗を拭きだしながら真っ青な形相だった。


「すぐ行く、小滝にすぐに知らせて、それと欧州イバラキ島に電信、佳代ちゃんを呼び出して」


と、指示を与え琴彦が運ばれた部屋へ行くとベッドの上で苦しんでいる琴彦。


すぐに、小滝が様子を見て、


「毒の可能性があります。油を飲ませて吐かせます。みんな、急いで」


と、小滝が医術を教えている生徒達と共に、処置に入った。


執務室から来た茶々もうろたえることなく、それを手伝っていた。


俺はそれを任せて外に出ると、お江が


「マコ~、ごめんなさい。気がつかなかった。琴彦の近習にくノ一も配置していたけど、琴彦は一緒に働く民達のご飯も気にせず食べちゃうから」


「うん、仕方ないだろう。誰かが責めを取る必要はないからな」


「うん、それは厳しく言ってあるから大丈夫だと思う」


失態があればすぐに自害しようとする者もいるので念押しをした。


「それより、毒が盛られたと思うか?普通に食中毒か?」


「ん~それはわからない。直前に食べたのはミコちゃんの下女が作ったお菓子だったみたいだけど、同じ一個の大きいお菓子を切り分けてミコちゃんも一緒に口にしていたし」


「ミコの下女?」


「うん、あの子達、探っているけど、なんか不思議なんだよね、出身とかよくわからないし」


「まぁ、犯人と決めつけるのは良くない。今は、琴彦の回復を願おう」


と、考えていると佳代ちゃんがすぐに飛んできてくれた。


「真琴君の息子だもん絶対助けてあげるわよ。大丈夫。私、失敗しないから」


と、部屋に入っていった。


夕闇が沈んだ頃、部屋から出てきた佳代ちゃんは、


「小滝さんの処置が早かったから大事にはいたならいと思うわ。それより吐き出させた食べ物から推測してケーキみたいな物に毒が入れられていたみたい」


と、話しているとガシャンとおぼんを落とすミコが青ざめた顔で立っていた。


「ミコ・・・・・・」


「違う、私、やってない、そんなことやってない」


と、走って行く。


それをお江が追いかけていった。


俺は一度、窮地を脱して寝ている琴彦の顔を見て、お江を待つのに部屋に戻った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍版案内】 13巻2026年2月25日発売 i1090839 i928698 i533211 533215 i533212 i533203 i533574 i570008 i610851 i658737 i712963 i621522 本能寺から始める信長との天下統一コミカライズ版☆最新情報☆電撃大王公式サイト i533528 i533539 i534334 i541473 コミカライズ版無料サイトニコニコ漫画
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。