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第80話 大津城築城視察・御殿

壁が貼られ形になりつつある御殿。


天守のある本丸に東西に分かれて存在する。


渡り廊下でつながっているとはいえ、二軒の家が存在するみたいだった。


最初の視察では存在しないはずであったが、本丸御殿屋敷が二軒あるような形。


信長用寝所は奥二ノ丸に建設中の為、御成り御殿はある。


この城なら御殿は二つあれば良いはずなのだが、三軒?


ん?おかしくないか?


「氏郷、本丸御殿まるで二軒の家があるみたいなのだが?」


と、図面と今、目の前に建てられている御殿を見ながら氏郷に聞いた。


「はい、え?聞いておられませんでしたか?お市様が入られますが」


と、言う言葉に茶々を見ると茶々は大きく首を横に振って、


「母上様からは聞いていませんが」


と、言った。


氏郷が、


「上様の御指示なので」


出戻った妹を誰かに預ける事は、この時代には普通にあるのは知っていたが、まさか、それを俺がするのか?


義母との生活・・・。


俺は入婿ではないのだが、うぅぅぅぅ。


建設中の御殿を両方見ると、台所も風呂も別々に作られていた。


二世帯住居?まあ、これなら諦めは出来るか。


安土城屋敷に住んでも良いみたいだし逃げ場もあるか。


お市様が住む御殿は任せるとして、俺が住む御殿の中に入る。


前回注文しといた、テ-ブルに囲炉裏が合体したまるで焼肉屋さんのテ-ブルの長いバ-ジョンが目に飛びこんだ。


「お~、これだよこれ、中々良いじゃん、これで温かい料理食べられるよ、しかも、ちゃんと椅子出来ているし、すごいじゃん」


と、まだ灰の入っていない銅板が金色に輝く囲炉裏を撫でながら言った。


「今井宗久とルイス・フロイスに手配させました」


ルイス・フロイス?南蛮の宣教師。


織田信長の写真のような肖像画を残す人物だよね?


まだ会っていないのに手伝わせたの?見返りはなに?


一度、南蛮寺に顔出さなきゃならないだろうね。


「で、でして、城下での布教を認めて欲しいと言っておりました」


と、氏郷が言う。


そう言う権限って俺にあるの?織田信長の権限な気がするが確認しないとならないな。


後ろで前回同様俺の言葉を書いている宗矩に要確認のチェックを入れさせた。


城下の統治もやはり考えないとならないのか。


新品の椅子に腰を下ろし肘を付き顎を手に乗せ考える人になった。


火が入っていないので寒く身震いがした。


じっとしていたら凍りそう、他も見て帰らないと風邪ひきそう。




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