第754話 磯原佳代の発明
織田信長様に電子辞書を渡してしまったのは、失敗だったかも・・・・・・。
知識欲があそこまで強い人物だとは思わなかったわ。
治世を家臣に任せてしまったから、暇な時間はひたすら電子辞書を読む織田信長様は、宇宙へ興味を向けてしまった。
そして、未来では月にまで行ったことを知ると、私に作って見せて欲しいという。
しかし、この時代、まだ飛行機すら出来ていないのに・・・・・・。
無理難題だというと、今作れる物でそれに似たものを作れないか?と、言う。
そこまで言われると科学者としては黙ってはいられない。
もう、取り敢えず火薬を調合して用途に合った物を数種類作ってしまわないと・・・・・・。
あっ、もうダイナマイトすら作ってないって真琴君は、なに偏った進化をさせていたのよ。
ニトログリセリンもつくらなきゃっ。
って、私が大きいお腹をさすりながらいろいろ開発しているさなかに、織田信長様は、ジブラルタル城にいたはずのガリレオ・ガリレイまで欧州イバラキ城に呼び寄せて、天体観測所まで作ってしまって、二人で木星の衛星発見で喜んでいるし・・・・・・。
真琴君、なんでガリレオ・ガリレイと織田信長を結び付けちゃったかな。
織田信長が覇王と言うより、研究者になっちゃったじゃない。
イメージ総崩れ・・・・・・・って、私が電子辞書を渡さなければここまでにはならなかったのか。
タイムスリップってこうやって影響与えるのね・・・・・・。
と、ダイナマイト完成って、あれ?これってアルフレッド・ノーベルが作るはずの物。
ん?あれ?私が作ってしまうとノーベル賞がなくなってしまうのでは?
私が貰った物理学賞も消える?
うっ、これはちょっと真琴君と相談しなくては・・・・・・。




