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第71話 1584年 正月

 俺は織田信長から給金をいただいている。


しかも10万石。


さらに、近江の国、大津城城主、しかし、家臣ではないけど。


だが、織田信長は姪の茶々を養女にし俺の嫁にした。


織田信長は名目上、義父、織田家一門連枝衆に名前を連ねる立場になった。


一門衆の序列があり、織田信長の嫡子である信忠、信雄、信長の弟の信包、信長の庶子の信孝・信長の甥、大溝城城主信澄、信長の弟の長益(有楽斎)、長利、そして、黒坂真琴となり織田家八番目になっている。


北朝鮮だかの党の序列みたいだが。


序列が八番目でも、位は正四位下参議・常陸守、帝が住む御所に入れる身分らしくなかなか高い。


この条件下でも、客分と言う立場が変わっていないのは、織田信長が約束を守ってくれているわけである。


織田信長は意外と律儀だ。


しかし、家臣ではないが新年の挨拶に行かないわけにも行かない。


織田信長、義父なんだから。


但し、正式な新年の挨拶がわからない。


服は家臣がちゃんと用意してくれて烏帽子に家紋の入った大紋の和服だった。


なんて、名前の服なのだろうか?


忠臣蔵の浅野内匠頭の袴の裾が短いバージョンに近い。


それに着替えて登城した。


普通何かを献上するらしく、俺は俺らしいものと思い、下準備を整えた料理を持って登城した。


普通は太刀とか献上するらしいが。


織田信長も俺に無礼講の許可を出している手前か、大広間で皆が集まる前に新年の挨拶を受けてくれた。


茶々とお初、お江にお市様、そして、織田信長の側室?と織田信長の孫の三法師が同室した。


「新年あけましておめでとうございます」


「おめでとう」


「すみません、なんか献上するらしいのですが作法とかわからなくて」


正月早々、素直に謝る。


「常陸、そのほうには無礼御免の義、許可する物なり。と約束してある、気にするな」


と、言ってくれる織田信長。


「ただ、新しい料理は準備してきたので料理を献上いたします」


「ほほ~う、また、常陸の美味い料理か?それが何よりだな。量はあるのか?」


「はい、余れば年賀の宴席にでもと思って多目には用意しましたが、松様に頼んで新鮮な海の幸を手に入れました」


「ちょうどよい、家康にも食わせてやるか」


と、言って立ち上がり退室した。


家康~徳川家康か?


ちょうど良いかも。


と、俺は台所に向かった。


台所では先に桜子が料理の準備を始めていた。


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