第711話 信長とスイーツ
俺が新作料理を作ると現れる人物がいる。
織田信長。
最近はマドリードで過ごしていた織田信長だったが飽きたらしく、欧州イバラキ城に遊びに来た。
「常陸、何やらうまい物を作ったと聞いたぞ、馳走せい」
と、ん~実は織田信長は食いしん坊な気もする。
お江はそれに似たのか?
我流ティラミスは人気になったので、城の地下の冷蔵庫で冷やして翌日学校生徒が売りに行く用があるので、すぐに出せる。
「なんだ、炭でも乗っているのか?」
「ココアを粉にしたのを乗せているんですよ」
「ココアか、よく飲んでいるぞ」
カカオ豆の愛飲者となっている織田信長、健康の秘訣の一つなのかもしれない。
一匙すくって下の白いクリームチーズを見て、口に入れると、
「ん、上手い。だが、見た目がな」
「白黒白黒ですからね」
「これは抹茶では出来ないのか?」
「平成時代、変り品で抹茶ティラミスも普通にあったので出来ますよ。抹茶のスイーツ・・・・・・甘味の品って結構あったし。桜子、ココアの代わりに抹茶でティラミス作って」
と、指示を出す。
抹茶ティラミスは夕飯のデザートに出すと、織田信長は満足げに食べていた。
織田信長は甘党だ。
「甘味の品、他には作れないのか?」
「無茶言わないで下さい。平成の時代で俺は高校生、学生でして、料理人ではないので自分が好きだった物くらいしか製法を知りませんから。それだって我流だし」
と、困りながら言うと、
「真琴君、あれに料理本も入れてきてあるよ」
と、磯原佳代が言い出す。
俺は懐にしまっておいた電子辞書を開くと
「・・・・・・あっ、本当だ。平野●ミ先生の簡単料理まで入ってる・・・・・・ん?ブロッコリ立てただけ?」
画像付きのレシピ・・・・・・ん~これは見た目の破壊力すごいな・・・・・・。
「ん?なんだそれは?」




