第656話 オスマン帝国皇帝アメフトスのお出迎え
桟橋に降りるとすぐにお江が合図をし、一緒に上陸船5隻で降りた護衛の兵士200名が俺が進む先の両脇に整列した。
いつでも撃てるようにしてあるリボルバー式歩兵銃を抱え整列する兵士は、共通のシンプルな銀色の甲冑『和式呂菩殺怖式甲冑』。微動だにせず列ぶとまさに、ロボ●ップのようで未来的で見応えがある。
その整列した先には、一度会ったことがあるアセナの兄のオスマン帝国皇帝アメフトスがムリタファス・ケラル・アダディリュクと護衛の兵士100名程で待っていた。
ターバン姿に腰には、象牙に金銀宝石で装飾されたシャムール?ヤタガン?と、呼ぶのかを差している。
「お兄様」
と、アセナは駆け出しアメフトスに抱き付くとアメフトスは少々困り顔で、
「これ、アセナ、大切な客人の常陸様を迎えるところなのに」
と言いながらも、
「元気だったか?」
と抱き返していた。
アメフトスも日本語をマスターしていた。
後で聞いたが、うちの学校卒業生が語学指導をしているそうだ。
その兄妹の感動の再会に、ムリタファスは、
「ふぉっふぉっふぉっ」
自分の髭を撫でながら笑っていた。
「お兄様、凄いよ、毎日毎日変わった美味しい物を食べさせてくれてね、先の側室の人達も良くしてくれるの、おにい・・・・・・常陸様は毎日アセナが作るジュース褒めてくれるの」
と、アセナが言うとアメフトスが俺に近付き
「お久しぶりにございます。アセナを常陸様に嫁がせて良かったです。こんなに育ったアセナは・・・・・・」
と、口ごもりながら胸を見ていた。
うん、アセナはうちに嫁いできて胸が急成長、側室の中では一番の爆乳になっていた。
サイズ的に言えばFカップはあるだろう、そんな胸をミライアは羨ましそうにしている。
「・・・・・・毎日同じ物を食べているのに」
チッパイだっておっぱい、綺麗なおっぱいでミライアのおっぱいだって良いおっぱいだぞっとは思ったが黙っておいた。
「皇帝陛下、お久しぶりにございます。アセナはとても良くできた嫁の一人で、毎日楽しいですよ」
と、言うとアセナは顔を赤らめて照れていた。
「ふぉっふぉっふぉっ、立ち話もなんですからこちらへ。まずは歓迎の宴を準備しておりますので」
ムリタファスが先頭になり城塞の中に向かった。




