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第64話 大津城築城視察・南蛮式?

茶々は実際に台所を見たかったらしく、台所が作られる御殿に案内された。


まだ柱と木の板が貼られただけの御殿だが今住んでる屋敷並に大きい屋敷だった。


「こちらが、お台所になりますが」


と、案内されると今とはさほど変わらない大きさの竈が三つある大きさの台所だった。


改造改善のやり方があるのだろうか?・・・


「温かい物を温かいうちに食べたいから、すぐ脇に畳敷きの20畳くらいの部屋作れないかな?」


「はい、そのくらいなら問題なく今からでも作れますが」


と、氏郷は言う。


まだ柱だけだから内装は変えられるのね。


「で、高い位置になる囲炉裏をつくってほしいんだよね、南蛮のテーブルと囲炉裏を合体した感じで、長い長方形型囲炉裏を20人くらい座れると良いかな」


「てーぶる?」


と、氏郷が聞き慣れない言葉なのか聞き返してきたが、力丸が、


「後程、説明しますから」


と、言ってくれた。


今井宗久の店や南蛮寺にあるから知っているわけか?


「で、椅子を置きたいんだよね」


「では、そちらは今井宗久に相談して作らせましょう」


と、力丸が提案すると氏郷はなんか不満げな表情を見せていた。


だって、氏郷は南蛮式理解できないでしょ?我慢してよ。


畳は嫌いではない。


足裏に感じるのはフローリングより畳のが好きだけど、椅子の生活の方が楽なんだよ。


「俺の部屋も椅子とテーブルの南蛮式と書院作りを合体させたような作りにしてもらえると助かるんだけど」


と、自室の希望を言ってみた。


「では、南蛮寺のようにいたしましょう」


なるほどね、南蛮人いるもんね。


「あ!奥の二ノ丸の御殿にも南蛮式の部屋作って一脚だけ、豪華な椅子置けないかな?」


「もちろん出来ますが」


「彫刻師に左甚五郎(ひだりじんごろう)、呼んで鳳凰の装飾して」


「すみません、その左甚五郎なにがしとは?」


と、力丸だけじゃなく皆が首を傾げた。


有名人ではないの?


「知らないか~、なら街に高札でも出して呼んでよ」


「わかりました、すぐに手配いたします」


そう言えば左甚五郎って何歳なんだ?


家康が死んでから作る日光東照宮の彫刻で有名なんだから、今は若い彫刻師としていると思うんだけどな。


俺、好き勝手言ってると和洋折衷の城になりそうな気がする。


大丈夫なのか?大津城。


しかし、大津って名前が良いよな。


港、作れば大津港?


茨城県出身の俺には馴染みある名だな。はははっ。



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