表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

629/1172

第624話 新戦艦建造計画

 艦隊集結までジブラルタル城で、武器弾薬、食糧の調達の手配をする。


南北のアメリカ大陸のインカ帝国・アスティカ帝国・マヤ帝国からの調達の目処をたてる。


伊達政宗・森蘭丸の統治能力によって、アメリカ大陸から物資が調達出来るくらいになっている。


その物資をイスパニアにある程度備蓄をする間は、こちらから攻める事はしない。


戦争は、戦力・戦略・戦術そして物資の補給が続くかが勝敗の鍵を握っている。


戦力は圧倒的であっても、補給が続かなければ弾薬がなくなり得意の艦砲射撃攻めが出来なくなってしまう。


下準備は必要。


相手に防備を整える時間を与えてしまっているが仕方がない。


その待つ間、新しい戦艦建造計画の案を絵にしていると、


「マコ~、戦前に沈む船なんか書いたら不吉だよ」


と、お江が忍び込んで後ろから見ていた。


お江は俺が書く絵が好きなので、気になって仕方がない。


「ははは、沈む船か、これは沈んでいる船なんだよ」


「え?」


お江は首を捻るのは当然、船は沈んではいけない!そう考えるのが一般的。


しかし、平成では違う。


昭和に大発達を遂げた沈んでいる船『潜水艦』を絵にしている。


潜水艦と言えば、第一次世界大戦のドイツが開発したイメージがあるが、実は歴史は古く1600年初頭にはオランダ人発明家が作ったとか、大坂夏の陣で使われた記述があるとか言われている。


俺は子供の頃、ソ連が開発した潜水艦ごとアメリカに亡命する映画にはまり、潜水艦物の映画の大ファンで一時期調べていた事もあるくらいだ。


蒸気機関とは言え、スクリュー推進をも開発したうちの建造技術なら今から開発に取り掛かるべき物だと俺は考えた。


実戦に投入出来るようになるまでは時間はかかるだろうが、どこよりも先に配備すれば七つの海の制海権維持は盤石になるだろう。


「お江、この絵と説明書を信頼出来る配下に持たせて茶々に送ってくれ」


「マコ~、それは任されるけど、茶々姉上様宛てにちゃんと手紙書いてる?」


「あっ!」


「もう、少しは茶々姉上様を気づかうくらいの手紙は書かないと駄目だからね」


「うん、ついつい忘れていた。ちゃんと書かないとな」


茶々宛てに常陸国を任せたままですまない、こちらは元気だ、茶々も身体大切にしてくれ。

そして、


『この戦いが終わったら世界を一緒に旅しよう』


と、締めくくり手紙を書いた。


茶々にも世界を見せてやりたい。


その日が来るまで互いに頑張ろうの、意味を込めて。

挿絵(By みてみん)

本能寺から始める信長との天下統一9

オーバーラップ文庫より2023年2月25日発売


原作1巻再々重版・2、3巻重版出来

書籍版全巻6万文字の大加筆&書籍版オリジナルヒロイン大活躍中&オリジナルキャラ登場

公式無料試し読みサイト

https://over-lap.co.jp/Form/Product/Reader_nvl.aspx?pid=9784865545326&cat=BNK



電撃大王連載中

コミックス最新3巻・発売10月27日

電撃コミックスNEXT

挿絵(By みてみん)

☆令和4年11月19日☆コミックス1巻再々重版決定

ありがとうございます


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i621522 【書籍版案内】 最新情報オーバーラップ文庫公式サイトへは画像をクリック i533211 533215 i533212 i533203 i533574 i570008 i610851 i658737 i712963 本能寺から始める信長との天下統一コミカライズ版☆最新情報☆電撃大王公式サイト i533528 i533539 i534334 i541473 コミカライズ版無料サイトニコニコ漫画
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ