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第584話 前田松とバートリ・エルジェーベト

 頼りにしている前田利家の妻、前田松がジブラルタル城に到着した。


安土城屋敷からの付き合いで、なにかと頼りになる松様。


学校の教師として頼みたいので登城して貰うと、一人の見慣れない異国美少女?が付いて来た。


その美少女には違和感を感じる。


渋谷の竹下通りあたりにいるような、ふんわかとしたレースがフリフリと付いている漆黒のドレスを身にまとっている。


ゴスロリ?


「松様、船旅の疲れが癒えないのに登城して貰ってすみません。えっと隣の美少女は?」


「あら、美少女とは嬉しいですわね。我が名はバートリ・エルジェーベトと申します。羽柴秀吉の側室で御座います。主人に松様と一緒に挨拶して来いと言われまして」


と、流ちょうな日本語で挨拶を受ける。


「あれ?羽柴秀吉殿の新しい側室って40歳くらいの未亡人では?別人?」


「ホッウホッホッホッホ、それは間違いなく私めにございます」


ロリババアかよ!っとツッコミを入れたかったが我慢する。


「常陸様、秀吉殿からの伝言でうちのも使ってやって下さい。との事ですよ。前田家ばかりをひいきにしているのが面白くないのでしょう。聞けば、バートリ様は貴族の出身とか、異国の学生達にこの周辺国のしきたりを教えるのには良いかと」


「松様がそう言うなら、万年人手不足の当家としては構いませんが」


「ホッウホッホッホッホ、私が処女達、いや違った。少女達を厳しく躾けてどこに出しても恥ずかしくない娘達に育ててあげます」


ん~今までに出会って来なかったキャラクターの濃いオバサンだなっと思いながらも、確かに郷に入れば郷に従え。ヨーロッパの風習を知っている教師も必要なので任せることにした。


松様には得意の裁縫を教えて貰う。


「すみませんね。松様を頼ってしまって」


「何、構いませんよ。お市様、茶々様にくれぐれも頼むと言われていますし」


「そう言っていただけると有り難いです」


2人にはさっそく学校の教師として働いてもらう手筈を整える。


ん~ん~ん~ん~、なんか聞いた事あるようなないような名前な気もするけど西洋史苦手だったから思い出せない。


今更敵対するような者を羽柴秀吉も送り込ませないだろうから任せよう。


ただ、なんか嫌な気配も感じるんだよな。


西洋の妖魔?魔?悪魔?専門外だから嫌な気配もロリババアと言う異質な今まで見たことがない人種のせいだろうと思うことにした。


う~40過ぎで、あの美貌は茨城県が誇る美魔女女優より上だな。


若さの秘訣は何なんだろうか?


気になる。


追々聞けると良いな。

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