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第581話 刺客?

 視線を感じる。


背中にただ見つめられる視線。


もともと家臣に忍びが多くほぼ護衛が潜んでいるので視線は感じるわけだが、それは勿論側近でいつも同じメンバーなので気にはならないのだが、ガン見してくる視線と護衛の視線は全く違う。


柱の陰、廊下の曲がり角、襖の隙間からガン見してくる視線・・・・・・。


匂いでバレバレだ。


「アセナ、何か探っているのか?それとも命を狙っているのか?悪いが、俺もそれなりの武士、そして護衛は常に天井や床下にもいるぞ。それも凄腕の忍者がな。もし、刃物でも出そうと言うのならすぐに捕まえられるぞ」


「違うわよ。そんなんじゃないわよ」


と、走って逃げていった。


寝所は内側から厳重に鍵を閉めているため入室は出来ないので夜は静かに寝ている。


基本的に行為そのものはしないが、夜、急病などにと側室の誰かは隣で寝ている。


そんな寝所で夜中、扉の向こうで


「なんで開かないのよ。なんなのよこの扉は」


と、小声が聞こえる。


今日は隣に寝ているのは、お江。


お江もすぐに起きると、


「アセナちゃんだね~マコ」


「ああ、寝込みでも襲うつもりなのか?」


「違うよ~マコ~、そう警戒しないであげてよ」


と、不思議に言う。


扉をお江が開けると、


そこには涙を滲ませながら今まで扉を開けようとしていたアセナ。


薄手の寝間着姿で、手には刃物などの武器は持っていない。


「アセナちゃん、寂しい?一緒に寝たい?」


と、お江が言うと、


一度首をコクリとしたように見えたが、


「違うわよ。そんなんじゃないわよ」


と、暗い廊下を走って逃げていった。


ん~なんなんだろう。


「お江?」


「もう少し様子見ててあげて、マコ~」


と、言う。


人の心を見透かすのが得意な、お江の言葉を信じるしかないだろう。



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