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第580話 アセナ・オスマン

「一人目が決まった?」


面接開始して一ヶ月、ようやく側室候補が決まった。


書類に目を通すと、オスマン帝国皇帝・アフメト一世の妹、アセナ・オスマン、14歳と書かれていた。


「14歳?お江、これ年齢的にな~」


と、ため息を漏らすと


「絶対にマコの好みだと思うよ~」


と、お江はケラケラと笑顔を見せた。


見ないことには始まらないので翌日目通りを許す。


ジブラルタル城は和洋折衷で畳の大広間もありそこで対面することとなる。


すると、アラビアーンな音楽が流れてくると突如襖が開き、一人の少女が踊りながら大広間に入ってきた。


魅惑の踊り。


肌の露出は多いもののエロさより美しく芸術性を感じる。


完成された踊りだ。


ポールダンスも一見エロいが、完成された達人がやればエロさより芸術性が高い美しさを感じるのと一緒。


15分がっつりと踊ると少女の肌はしっとりと汗ばみ小麦色の肌をテカらせていた。


そしてふんわりと香しい香水と体臭の混ざった匂いが部屋中に広まる。


外見、ズキューン。


匂い、ズキューン。


あとは性格・・・・・・。


畳に跪き


「お初におめにかかります。オスマン帝国皇帝アメフトスの妹、アセナと申します。この美しいアセナが世界を制する男、黒坂真琴様の側室になってあげるんだからね。美味しくいただきなさい」


頭が???????と混乱し、お江のほうを見ると


「少し初姉上様に似ているでしょ?」


と、ニヤリと笑った。


「う、うん、なんか出会った当初ってこんなだったような気がする。このアセナなら仲良く出来るのか?」


「うん、大丈夫だよ。強がっているだけだもん。実はね~ってまっいっか」


「おいおい、そこは良くないだろう何だよ?」


「うん、良いのすぐにわかると思うから」


と、意味ありげに返事をする。


「アセナ、16歳になるまでは俺は抱かないのは聞いているか?」


「えぇ、聞いていますとも。なんでも16歳になって祝言を挙げて正式に第何夫人として結婚してからでないと抱かないそうね。でも、それまで私の魅力に耐えられるかしら」


「う、うん。おいおい、お江本当に大丈夫なのか?この娘?」


「うん、初姉上様も初めて合格にしたから」


と、意外性のある言葉。


「そっ、そうか。俺的に外見、匂い合格」


「あっ、出た。マコの匂い好き。やっぱり好きな匂いの娘だと思った」


と、お江は笑う。


「良いだろ。好きな物は好きなんだから。では、仮側室として城内に住まう事を許可する。2年間は、お初達からいろいろ学んでくれ」


「ふふふっ、2年もかけさせないんだから」


とアセナは不敵に笑っていた。


ずいぶんツンが進んだ娘を合格にしたもんだ?と不思議に思ったが、良いだろう。


めっちゃ美少女だ。


多少の性格難ありは目をつぶろう。






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