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第570話 戦艦・伊弉諾尊

「戦艦・伊弉諾尊いざなぎと命名する」


島から兵士達が全員救出され、インカ帝国の港で仕入れた野菜を糠漬けにした物で、ひさびさの米を茶漬けで食べたあと、俺は新戦艦・蒸気機関外輪式推進装置付機帆船型鉄甲双胴型戦艦を命名した。


双胴と言う特徴から、筑波の頂上を彷彿とさせる。


男体山・女体山から伊弉諾尊・伊邪那美と名付けるかと悩んだが流石に長すぎる。


そこで、沈没してしまった武甕槌より上と考えると父神である伊弉諾尊にする。


いつものごとく、お初は、


「本当に名前はまともな物を名付けるわよね。その感性が絵にも入れば良いのに」


と、言ってみんなの笑いを誘った。


そして改めて艦長を任命する。


「艦長を真田幸村とする」


その任命に驚いたのは、真田幸村本人だ。


「私は武甕槌を沈めてしまいました。ここはやはり宗矩殿のほうが適任かと」


「悪いな、宗矩、この船は俺と共に世界を旅する。だから、動き回るのに良い者を艦長にしたい。宗矩はジブラルタルでいざという時の為に構えていてほしいのだ」


そう言うと、柳生宗矩は


「わかっておりますとも、私はこの航行だけの仮の艦長、動き回るなら幸村の方が宜しいかと」


と、宗矩は幸村の肩を軽く叩いて言った。


「ですが、御大将」


と、異議を唱えようとした幸村の頬をバシッとお初が叩いて


「あなたはちゃんとまとめあげました。一人の死者も出さずに、避難出来る砦まで築いて、それを真琴様は評価しているのです。受け入れなさい」


「お初の方様」


と、幸村は言ってうなだれ、俺の前にひざまづき、


「この幸村、この船、しかと任されました」


と、艦長の任命を受け入れた。


「あっ、そうそう、この避難していた島の名前、『真田丸島』と命名するから、弥助とインカ帝国に頼んで交代で灯台守を常駐させる。この島は避難島、そして、灯台として整備をする」


南アメリカ最南端の島を『真田丸島』と命名する。


これにもお初は、


「本当に名前はちゃんと付けるのよね~」


と、言いみんなの笑いを誘った。






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