表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

552/1168

第550話 インカ帝国・高山病?

 カヤオ港を出発する。


道は石畳で整備されており迷うことなく進める。


当然のごとく、ワヌコが案内役となっている。


真田幸村家臣・佐助は先に配下を連れて、危険はないか?襲撃しようとする者はいないか?などを確認し道中の安全確保がされている。


そんな中をお初・お江・桜子・小滝・ラララと武甕槌の兵士150名を連れてクスコに向かう。


真田幸村は武甕槌で、もしもの時のために控えている。


この国でもしもは、インカ人が襲ってくると言うより、海から外敵が来ないか?のほうが危険性が高い。


その心配も少ない現状だが。


実はとある場所に行きたい。


それはカヤオ港から直接行ったほうが近い場所なのだが、やはり一度は首都に入らねばならないだろうと考え、遠回りをしている。


首都クスコは標高が3500メートルの所にある。


俺達からすると、かなりの高所。


馬を走らせて急いで入ることも出来なくはないが、街道途中の中継地点で宿を取りながら5日かけて向かった。


途中、高山病にかかる者がいないか小滝に問診チェックと脈拍確認を全兵士に何度かしたが、どうやら大丈夫のようだ。


そこは流石に精鋭の兵士なだけあって体力があるのだろう。


「真琴様、何を心配されておられるのですか?」


「お初、今、俺達がいる場所は、日本で言うと富士の山くらいの高さになるんだよ。標高が高いと、酸素って言う呼吸で人間が体内に取り入れている物があるんだけど、それが少なくなるんだよ。だから、体調を崩す者が出るかなと」


「富士の山と同じくらいの所なのですか?さんそ?呼吸とはそういう物を取り入れているのですね」


「そうだよ。酸素ってないと生物は生きられないし、あっ、物だって燃えなくなるんだよ」


呼吸が大切なのは当然の常識だが、『酸素』を取り入れているというのは知られていない時代。


「小滝、みんなに体調が優れなくなったら正直に申し出て下山するように指示して。無理して付いてくるのは許さないとね」


「はい、隊で負傷者がどれだけ迷惑か皆知っているので、それは大丈夫かと思います」


進軍しているわけではないが、負傷者は隊では足手まといになるのは皆、知っている。


疾病だって同じく。


「それと、小滝、山に強そうな者達もリストアップしといて」


「リストアップ?選別と言う事でよろしいので?」


「ああ、御免御免、そうそう、選んでおいて。もっと高所の奥地に行く予定だから」


南米大陸では実は行きたいところが本当に多い。


これは若干、嬉し困ったと言うところだろう。


社会人になったら行きたいと思っていた地、見てみたいと思っていた地が多い。


それはやはり土曜日のあの歴史が長い、クイズ番組の影響だろう。


度々取り上げられている。


今回、その中でも二カ所はどうしても、この目で見たかった。


そんな事を思いながら、首都クスコに到着した。



挿絵(By みてみん)

本能寺から始める信長との天下統一9

オーバーラップ文庫より2023年2月25日発売


原作1巻再々重版・2、3巻重版出来

書籍版全巻6万文字の大加筆&書籍版オリジナルヒロイン大活躍中&オリジナルキャラ登場

公式無料試し読みサイト

https://over-lap.co.jp/Form/Product/Reader_nvl.aspx?pid=9784865545326&cat=BNK



電撃大王連載中

コミックス最新3巻・発売10月27日

電撃コミックスNEXT

挿絵(By みてみん)

☆令和4年11月19日☆コミックス1巻再々重版決定

ありがとうございます


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i621522 【書籍版案内】 最新情報オーバーラップ文庫公式サイトへは画像をクリック i533211 533215 i533212 i533203 i533574 i570008 i610851 i658737 i712963 本能寺から始める信長との天下統一コミカライズ版☆最新情報☆電撃大王公式サイト i533528 i533539 i534334 i541473 コミカライズ版無料サイトニコニコ漫画
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ