表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

502/1172

第501話 500話突破特別編・平成・常陸!時代ふしぎ発見!!第五弾

完全書き下ろし一章を加えた6万文字大加筆修正書籍版

本能寺から始める信長との天下統一8

2022年7月22日発売開始

オーバーラップ文庫

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


《タイムパラドックスにより私たちが知る世界とは全く別の世界線の、日本の平成のとある土曜の夜の国民的クイズ番組。この番組もまた、タイムパラドックスと言う不確定な物で連続した時間線なのかも不明な番組。語り継がれる黒坂真琴物語の中でも分岐がされた時間線の一つの時間線上》



「本当に本日の番組は番組内でいろいろな事がわかる驚きの回となっております。さて、三問目に行きたいところですが、皆様に食べていただきたい物があります。こちらです」


そう言うとスタジオの中央に大きな土鍋が運ばれて来た。


「本日は今が旬、そして、黒坂真琴が愛した茨城名物・鮟鱇のドブ汁をご用意しました。さあ、皆さん食べてください」


と、マッチョなダンディー司会者が鍋の蓋を取るとドブドブと煮えている。


「一説には、この濃厚な汁がドブドブと音を立てて煮えることからドブ汁と呼ばれる茨城の郷土料理ですがいかがでしょうか?」


と、上品に食べている白柳鉄工さんが、


「この鮟肝が溶けたお汁が濃厚で大変美味しゅうございます」


と、答えると、野村真人くんが、


「これ、魚なんですか?」


と、とぼけ顔で言っていた。


マッチョなダンディー司会者、久佐野さんは、


「野村くん、これは常磐物の高級魚なんですよ」


と、答えて観客は失笑していた。


鮟肝は確かに濃厚で魚というレベルではないくらいに油が豊富だが、DHAが豊富で体に良いのだ。


そして、鮟鱇の皮には豊富にコラーゲンが含まれている。


久慈川萌香と結城智也と高萩貴史は食べ慣れているように骨をしゃぶり皮のゼラチン質を喜んで食べていた。


「真琴君は吊し切りもマスターしていましたからね」


と久慈川萌香が言うと、結城智也が、


「そう言えば文化祭で披露して話題になっていたような」


「ああ、あれも美味かったな」


と、高萩貴史も相づちを打ちながらドブ汁を食べていた。


「皆さん、ドブ汁に夢中になっていますが、このまま三問目に行きたいと思います。常陸歴史ふしぎ発見!!」


映像はスタジオから大きな城に映像が変わると、ベテランミステリーハンター竹外さんは豪華な萌え萌えな天守をバックに写っていた。


「茨城県から一っ飛しまして、日本国イスパニア州のジブラルタル城に来ております。本日は黒坂真琴のお祖父様であられる日本政府後見役参議・黒坂龍之介様の特別なご許可をいただきまして、天守の中を撮影することが許されました。普段は非公開のジブラルタル城の天守ですが、黒坂真琴がこの番組の大ファンだったという事なのでご許可がおりました。世界初公開です」


そう言って、天守の中を映し出す。


「素晴らしいですね。17世紀を代表する萌え芸術の三大巨匠・黒坂真琴・左甚五郎・狩野永徳の合同作品の最高の城と言って良い天守、素晴らしい。まさに極楽浄土のように多くの美少女が微笑ましく楽しげに装飾されております。その数は数え切れない物とされていますが、本当に何人描かれているかわかりません。圧巻です」


しばらく、天守をモクモクと映す映像が続いていた。


装飾が痛まないよう普段は非公開の天守の中の映像は大変貴重な物であり、瞬間最高視聴率をたたき出していた。


ベテランミステリーハンター竹外さんが最上階から城下町を見ると、一つの石の塔のてっぺんが燃えていた。


「見えますか、あれがフィリッペⅢ世の処刑を行った塔です。今も変わらず燃え続けております。『地獄の業火の塔』またの名を『インフェルノ・フレイム・タワー』と呼ばれる処刑台。あの塔にはその後も何人も入れられました。さて、ここで問題です。黒坂真琴はどうしてあのような処刑方法を選んだのでしょうか?」


と、再びスタジオを映すとダンディー司会者が、


「このままノーヒントで行きたいと思います」


「えっぇぇぇ~ちょっと待ってくださいよ久佐野さん~」


と、野村君が言うなか他の4人は回答を書いていた。


「回答が出そろいましたので一斉に」


と、回答が書かれた画面が映し出される。


白柳鉄工「遺体を残さないように」赤マッチョ人形を賭ける。


久慈川萌香「萌えると燃えるの駄洒落」白マッチョ人形を賭ける。


結城智也「死体を燃やし続ける」赤マッチョ人形を賭ける。


高萩貴史「戒めの火とするため」赤マッチョ人形を賭ける。


野村真人「揚げ物が好きだった」白マッチョ人形を賭ける。


と、答えが出そろうと、マッチョなダンディー司会者は野村君に、


「黒坂真琴があれで揚げ物をしていたのですか?」


「いえ、揚げ物が好きだから刑罰も揚げたのかなと」


と、言うと観覧席から失笑が漏れていた。


「では、答えはこちらです」


と、再び竹外さんを移すと、


白髪で立派なあごひげを蓄えた紋付き袴姿の老人と一緒にベテランミステリーハンター竹外さんが写っていた。


「え~正解はなんと日本政府後見役参議・黒坂龍之介様が教えてくれます。黒坂様、答えは?」


「死体を燃やし続け遺体を残さないようにするのと同時に、萌えると燃えるの駄洒落ですね。その手紙がこちらに残っております」


と、一枚の黒坂真琴直筆の手紙が映し出された。


「なっ、なんと、未公開だった手紙がここにあります。驚きです。長らく謎とされてきた釜揚げの刑の真相がわかるとは」


と、再び番組内で黒坂真琴七不思議の1つの謎が解明されて世界のテレビは一斉に字幕ニュースを流していた。


「高萩さん、野村君ボッシュート。白柳さん、久慈川さん、結城さん、正解です」


「本日の結果はなんと久慈川萌香さんがパーフェクトを達成致しました。トップ賞はこちら、黒坂真琴直筆のレプリカの美少女萌陶器のセットとなります」


高級陶器がトップ賞であった。


「まだまだ、謎の残る黒坂真琴列伝、また近いうちに取り上げたいと思います。それでは来週もまたこの時間にお目にかかりたいと思います。常陸歴史ふしぎ発見!!」




あとがき◆◇◆◇

書籍版全巻・約6万文字〜8万字の大加筆大修正・オリジナルストーリー有り

オリジナルヒロイン登場

小説家になろうで楽しんでいただいた皆様も買って損なし!

7巻☆発売初週オリコン週間ランキング6位

一期一会一読感謝です。

好評発売中

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i621522 【書籍版案内】 最新情報オーバーラップ文庫公式サイトへは画像をクリック i533211 533215 i533212 i533203 i533574 i570008 i610851 i658737 i712963 本能寺から始める信長との天下統一コミカライズ版☆最新情報☆電撃大王公式サイト i533528 i533539 i534334 i541473 コミカライズ版無料サイトニコニコ漫画
― 新着の感想 ―
[一言] 真琴ガチ勢やんけ...
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ