第394話 へ?アロハ?
ハワイ島に船から降りる。
白い砂浜にガレオン船から小船に乗り換えて上陸する。
ハワイといえば、ハワイアン?ハワ●アンズのフラダンス?
実はある物を期待していた。
ココナツの実を使ったブラに腰ミノの露出度高いかっこの褐色肌の美少女の歓迎を期待していた。
「へ?」
驚きの服装に残念しか感じない。
「なぜだ~なぜにアロハシャツがあるんだよ~」
挫折したように俺は跪き、そして叫んだ。
熱い砂浜を叩きながら。
綺麗な褐色肌の女の子が二列に並んで歓迎はしてくれるのだが、アロハシャツにフワッと長いパレオ?
「御主人様、いかがしましたですかです?」
ラララが、跪く俺にしゃがみながら顔をのぞき込んできた。
「えっとだな、えっとだな、そのこの服は?」
「確認しますですです」
と、ラララは聞きに行くと、
「常陸国内で作られた布が貿易で入ってきたので、作ったそうですです。ボタンには貝殻で作ったとのことですです」
桑~くわ~うわ~うちの養蚕業のせいか?
うちの女子校で作った反物が、アロハシャツを生み出すきっかけになるとは。
悔しい、なんか、悔しい。
俺が未来への時間が早めた結果で俺自身が悲しくなる経験は初めてな気がする。
「ほら、何を悲しんでいるのかわかりませんが立ってください」
と、お初を見ると、
「お初~なんてかっこなんだよ」
「え?暑いですから」
ミニ丈浴衣。
ホワ●トベリーかよ。
大好きだよ。なんで定着しなかったんだよミニ丈浴衣。
なんかひさびさに生足をしみじみ見た気がする。
お初の生足なら側室なのでいくら見ても触っても舐めても犯罪ではなく、触ろうとしたら
「あっ、御主人様、父上のプルルンパですです」
そこに立っていたのは筋肉隆々のダンディーな銀髪の高●純次だった。
ハワイ似合いすぎる。




