第367話 黒ギャル居酒屋(オーストラリア開発編2)
約半年かけてオーストラリア大陸西、南視察をしてケアンズ城に戻りました。
ケアンズ、任せたのが前田慶次と佐々木小次郎。
期待を裏切らないのが前田慶次でした。
土浦城城下再び?
ケアンズ城下、なんだか賑やかな店が出来ていたので行ってみたら、
「イラシャイマセ~~~~~」
・・・・・・?ヌホッ
「なんじゃこりゃー」
いや、居酒屋なんだよ、健全な健全な飯屋なんだけど、働いてるのは乳隠しの布と下半身隠しの布だけの女の子が働く店。
露出度高し。
アボリジニ女子。黒い肌に白い泥?で、化粧?模様を肌に書いている女子達は、俺の子供の頃渋谷を闊歩したと言う伝説の生き物の様で、15人ほど働いている。
一緒に入店した最上義康が何やら顔をまっかにして興奮している。
股間まで抑えだしてしまったよ。
うぶな男子には刺激が強いかな?
出される料理は、串刺しのカンガルーやワニ肉料理で接客もいかがわしさはなかった。
「あっ、御大将、見つけるの早いですね」
と、後から入店してきた前田慶次、
「なんだいこの店は?」
「健全な飯屋ですよ」
「いや、それはわかったがアボリジニ女子が働いてるのは?」
「いや、物々交換にも限界があるので、働いてお金を稼ぎたいって申し出が有りましてね。男手は開墾に雇い入れ、女子には、常陸の直営食堂みたいなのをと思って作りました」
俺は慶次と握手し、肩を軽く叩く。
「良い、良いねぇ~黒ギャルの店、これは俺が通いたい」
「お初の方様に見つかるとまた、追いかけ回されますから気を付けて下さいね」
「飯を食いに来るだけだから」
慶次の心配は的中しました。
褐色肌大好き、愛でるだけ眺めるだけで十分なのだが、毎日通っていたら、お初に
「また、側室増やす気ですか!」
って怒られ追いかけ回されてしまった。
「そんなつもりはさらさらないぞーーー!」
お初、やっぱり怖い。
俺は通うのを止めたが義康は通い続けた。
義康は何かに目覚めてしまったようだ。




