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第272話 水戸街道

 街道整備は、山内一豊に水戸の城、城下と合わせて頼んである。


道幅は片側6尺、両方で12尺約4メートル弱。


俺の領地の下総から常陸を南北走る道路。


史実歴史線で言う、茨城県民には『六国ろっこく』と呼ばれる国道6号線を造らせている。


それを巡察する。


春の木漏れ日の中、馬に乗りながら100人程の足軽を連れ最上義康と共に歩く。


「街道沿いに木を植えるように指示してくれ」


と、俺が言うと義康はメモを取っている。


「なんの木に致しますか?やはり桜ですか?」


「桜も良いが、梅や桃、林檎に梨、柿に花梨、栗・・・・・・花がアレ臭いがまあ良いか、それと銀杏など実がなる木を中心に植えてくれ」


「街道にそれらを植えたら、腹を空かせた者が食べませんか?街道近くの者が食べてしまいますよ」


「それで良い、少しでも飢えを凌げる工夫が大事、それが広まれば空いている土地や庭に植えたりもするだろう、広めるためには領主が見える形で始めるのが一番」


「わかりました。すぐに各担当代官に通達します。しかし、なかなか道広いですね」


「そうか?馬車を走らせるつもりだからまだまだ狭いのだがな」


「馬に牛車のような物をひかせるのですか?」


「そうだ、物流の流れを海路だけでなく、陸路でも良くしたいからな」


「なるほど、御領地だけでなく、日本国中がつながる道となればよろしいですね」


「あぁ、幕府にこの道をモデルケースとして提案する」


「あ、御大将、すみません。また、わからない言葉で書けないのですが」


ついつい出てしまう言葉。


「模範事例と言う事だよ」


「わかりました。僕、まだまだ未熟で申し訳ないです」


「ははは、力丸や宗矩達みたいにツーカーになるには時間がかかるさ。さぁ~今日は帰ろう、まだ日が陰ると寒いな」


「でました、常陸様の寒がり、それは有名ですよ」


「仕方ないだろ、寒い物は寒い、昼間暖かかったから毛皮持ってこなかった。走るぞ」


と、夕暮れの街道を馬を走らせた。



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