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第245話 第二子三子

1589年9月1日


 武丸誕生の興奮冷めやらぬ日々の早朝、またしても城内が騒がしい。


隣で寝ていたお江が様子を見に行く。


俺は武丸の誕生で溜まっていた執務をこなす日々で少し疲れがありまだ寝ていたい。


「マコ~、お初姉上様と桜子ちゃん産気づいたって」


「ん、ん~そうか、・・・・・・」


「だから、二人ともいっぺんに産気づいちゃったってば~」


と、寝ぼけている俺を揺り動かし起こしてきた。


「はぁっ?二人いっぺんに?」


「茶々姉上様に刺激されちゃったのかな~」


実は三人の妊娠発覚はタイミングがだいぶずれていたが、ほぼ同時期に受精していたらしく産み月が近いとは聞いていた。


しかし、ようやく一週間が過ぎた所なのに、二人とも同時に産気づくとは。


今回はあわてず騒がずを心がけて、様子を窺う。


もちろん今回も産む部屋には入れないが、梅子が教えてくれた。


お初にはお市様、桜子には松様が手伝っている。


もちろん、薬師と呼ばれる医師と産婆も城内にいる為、手分けして当たっているから心配はないと。


「マコ~、またそわそわしてるよ。さっきからウロウロして、また祭殿でお祈りしたら?」


廊下をウロウロしている俺にお江が注意してきた。


「そっそうだな、武甕槌大神にお祈りしてくる。城に邪鬼が入らぬように願いを込めて、健やかな子が生まれるようにと」


俺は、城内にある鹿島神宮分社でお祈りをする。


「祓いたまひ、清めたまへ、護りたまひ、幸与えたまへ、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)の力を貸し与えたまへ」


何度も何度も何度も。


ひたすら祈るそれが今俺にできる事。


「おぎゃあーーーーー」


「ふぎゃーーーーーー」


産声がかすかに聞こえた。


ほぼほぼ同時に聞こえる声に、社殿の外で待っている政道と義康が、


「おめでとうございます」


と、声をかけてくる。


何人目の子だろうと素直に嬉しく、またしても社殿から転げ落ちてしまう。


「あー、また落ちてるマコ~、二人っていうか四人に会うのはお風呂入ってからだからね」


と、呼びに来たお江に注意されてしまった。


風呂に行って、小糸と小滝に隅々まで洗ってもらう。


隅々・・・・・・。


賢者タイム突入。


名前が降ってわいてくるかの如く閃く。


不思議と男なのか女なのかわかってしまった。


これは最近使わない陰陽の力なのかもしれない。


風呂から出て、奥の間に向かう前に一筆名前を書く。


「へぇ~、良い名前だね。これならお初姉上様も怒らないよきっと」


と、お江に言われる。


ネーミングセンスは何とか大丈夫らしい、俺。







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