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第117話 櫛とハーレム

櫛を買い求めて帰城すると、東御殿の広間に茶々、お初、桜子、梅子と桃子に集まってもらった。


お江は俺の後ろから首に手を廻して絞めている。苦しい。


「はい、これ皆に一つずつ」


と、櫛を渡す。


櫛は柘の木から作られている高級品で、細かな飾り細工が施されている。


茶々が代表して、


「ありがとうございます」


と、言いながら微笑んで受けとる。


気に入ってくれたのだろう。


「御主人様にしては中々可愛いの選んだじゃない」


と、お初が言う。


鋭い、選んだのはお江だ。


桜子は両手で持ち胸元に大事に抱える。


ちょっとワイルドボイッシュ梅子と桃子は髪は短め。


「え?私たち二人にも良いのですか?」


いや、むしろあげないほうが不自然な気がするのだが。


「もちろんだよ、いつも頑張っているんだし」


と、言うと。


「ありがとうございます」


と、二人は深々とお辞儀をした。


大袈裟なっとは思ったが、城主である俺が渡す、あげるものは拝領品、それなりに意味があることは後々知った。


ただ単にいつもの御礼のプレゼントのつもりなのに。


お江のは買ったときに持たせてあり、お市様にはお江から渡してもらった。


その晩、寝所にて。


「御主人様、あの櫛、お江が選んだでしょ?」


と、茶々が言う。


「え?やっぱりわかっちゃう?」


「はい、わかりますとも、御主人様にしては可愛い物ですから」


「ははははは、そっかわかっちゃったか」


「お初は気がついていないみたいですけどね、で、御主人様、梅子と桃子も側室に迎えますか?」


「え?そのつもりはなかったんだけど」


「あの二人はそのつもりですよ、私としてもあの二人とお江なら許しますが」


え?え?え?え?え~?


「お江まで?」


「御主人様、お江があんなになついてるのに離せますか?」


「いやいや、妹みたいな感じなんだけど」


「では、お江は他家に?」


「茶々が城に置けと言うなら、その、お江が年頃になればその、はい」


「わかりました。義父様(信長様)に頼みますね」


「はい、お願いします」


・・・・・・六人のハーレムっですか?良いのか?良いのか?俺!


人生はプライスレス?


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― 新着の感想 ―
[一言] 一所でなくても一門衆の嫁ならそこまで遠くないと思うんだけどなあ 血縁が欲しい家臣なんて山ほどいるだろうしどこかで恨み買ってそう…
[一言] 六人のハーレムっですか?良いのか?良いのか?俺! しかも三姉妹x2だってんだから、なかなかに業が深いよね
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