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5巻発売直前・茨城県応援・特別SS・筑波市(人物設定200話付近とする)

「御主人様、良いんですか?みんなに内緒で温泉なんてです」


筑波山の麓に高山右近に造らせたうちの畜産場は、小さな城と言って良い。

その為、畜産城として城代も置いている。

その巡察をうちで肉を捌くのが多い梅子と来たが、夕暮れになってしまい、せっかくなので筑波山温泉に泊まることにした。

勿論、お忍び・・・・・・忍びの警護はいっぱい付いて来てるけど。


「ん~、まぁ~巡察は泊まりがけとは茶々には言って来たから嘘はついてないよ」

「ですが・・・・・・御主人様を独り占めにして温泉なんてです」

「あ~、雄琴だとみんな一緒だったもんね」

「はいです。 畜産城近くに温泉なんてあると思ってなかったですです」

「ここの温泉良いでしょ? ここも雄琴温泉と一緒でアルカリ性だから美人の湯って言うと梅子また長湯するよね?」

「もうしませんです。 御主人様に迷惑かけるようなことは、それよりここのお山も噴火したりするんですか?」

「やっぱりそれ聞くか、確かに平野にポツンとそびえ立っているからそう思っちゃうよね?でも筑波山は火山ではないんだよ。 明日、せっかくだから登ろう」

「駄目です。 そんなことしたらもう一泊になっちゃうじゃないですか? そこまで独り占めは駄目です。 私達み~んなの御主人様、私一人は駄目なのですです」

「梅子も真面目だな、そうやってお互い気遣いしているから、うちの側室はなりたっているんだろうけど・・・・・・」

「そうですよ~み~んなで取り合いっこしないって決めてるんですから。 それより本当良いお湯なのです。 みんなで来たいのです」

「ここは湯治場としての整備と、筑波山神社も左甚五郎に寄進命じるつもりだから、ちょくちょく来ることになると思うよ。 それにここ、好きなんだよ。 関東平野を見渡しながら入る湯、関東を独り占めにしたみたいで」

「御主人様が言うと、野心のように聞こえてしまいますです」

「はははははっ、関八州かぁ、んなに統治する自信ないからいらないし、俺の野心でどうにかしようなどと思わないけどね。 だいたい、そんな野心はないし」

「わかっていますです。 わ~本当、肌すべすべになってきましたよ、御主人様」

「どれ、」

「きゃっ、もう、脇の下触らないでくださいです。 そんなとこスベスベになるわけ・・・・・・あっ、なってるって舐めないで~御主人様~ぁぁぁぁぁぁぁあ」


この後、しっぽりとしてしまった。


筑波山、平成時代も登山の後、温泉で汗流したなぁ。

風光明媚、本当にその言葉がよく合う。

春は梅、ゴールデンウィークにはカタクリなどの山野草、夏は青葉、秋は紅葉、冬は澄み切った空気の中見渡す関東平野。

この景色を汚さぬよう、気をつけながらも湯治場として発展させたい。

そう心に決めた。


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ありがとうございます

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