5巻発売1ヶ月前・特別SS・女子校生発酵納豆(時系列200話付近)
時系列200話から250話付近です。
「御主人様、ごめんなさい少々忙しくて、昨日納豆の仕込み忘れてしまって、明後日の朝の分、発酵間に合いません」
「桜子、そんなに申し訳なさそうにしないで良いって、学校の仕事割り振ってるのは俺なんだから、無理しなくて良いって」
「ですが、御主人様のお食事を任されてる私は・・・・・・」
今にも涙が溢れそうな桜子を抱いて慰める。
「本当、大丈夫だからね。 そこまで気に掛けてくれてありがとうね。 そうだよね、大分仕事任せているもんね」
俺が食べている納豆は美少女側室の桜子、梅子、桃子が藁に入れた蒸し大豆を抱いて寝て発酵させている。
究極に萌える納豆だ。
「ねぇ~納豆は奨励したい食べ物の一つだから、生徒達にも作らせようよ」
「生徒の皆さんにですか?」
「うん、自分たちが食べる分と、もう一つ抱いて貰う。余った方を城で働く者や俺が貰えれば」
「なるほどって、御主人様、男子学校の生徒にも」
「いらない!それは絶対にいらない!美少女が抱くから良いの」
「・・・・・・御主人様、それ、お初様の前では絶対言わない方がいいですよ」
「確かに」
「でも、生徒達にも作らせるの始めてみますね。 あの真田様に大豆を多く作るように頼んで貰って良いですか?」
「あ~食糧管理の奉行は桜子なんだから、そこは桜子が直接命じて良いんだからね」
「え?でも私みたいな者が」
「桜子は俺の家族であり、そして直属の家臣、家老達と同列、今はもう、そう言う身分なんだから」
「御主人様のために慣れないといけないんですよね」
「そうだよ。女であろうと活躍して貰うのがうちの政策だから、幸村だってわかっているから話ちゃんと聞くと思うよ。 多く作って欲しい作物は幸村と調整して良いんだからね」
「はい、御主人様、頑張ってみます」
学校で作られた納豆・・・・・・味は変わらなかった。
しかし、納豆抱いたのだれだろ?そう毎朝妄想を膨らませながら納豆をかき混ぜるのが楽しみになってしまった。
「毎朝毎朝ニタニタして気味悪い」
お初がジト目で睨んでいた。




