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二千年の矛盾、後編

この頃はまだクラニスタ帝国ではないので王族貴族は基本的にクソです。

 国歴五一二二年、十月三十三日。


 七時より、暗黒竜と五玉竜による襲撃が本格化。民間人を含めた約二千人が死亡、六百人が負傷。そのうち未成年者の死傷者、行方不明者は約九百人、殆どが五玉竜による犠牲。うち五百人の死体を回収。他四百人は捕食、または圧死と見られる。四時間に渡る捜索が行われたが、行方不明者は発見されず、死亡したものとする。


 騎士による結界で被害は最小限に抑えられたが、騎士団長は頭領と思わしき暗黒竜との善戦の末に死亡。遺体は喰われたため上半身のみ回収済み。


 十五時、聖白竜も成体からの加勢有り。第二騎士団所属の騎士によって五十体殺害、その場で実行犯を処刑。その後も変わらず、聖白竜は脆仙を加勢。敵陣により一四〇体死亡。


 十七時、旅の者を名乗る聖仙の女性___名を尋ねたところ、xxxxと返答、勇者と同名である___による加勢有り。xxxxは暗黒竜と五玉竜の生存個体全てに封印結界を適用、成功。対象個体の全てが人型に変化、女性が交渉を試みるも脆仙を強く拒絶、交渉は失敗。

 陛下は全個体の殺害を命じるも女性は拒否。竜の里に帰し、脆仙の居住区との結界で隔てることを主張。国内であるにも関わらず陛下の命に背いたとして追放。

 騎士団が結界の破壊を試みるも失敗。女性の行方を追うも、足取りは掴めず。


 国内に確認された全ての魔導士を収集、計六十一の迷宮を創造。うち一つの創造を優先し、四日後に完成、頭領らしき暗黒竜を収容。最下層から五層目までに結界を展開し、封印は完了したものとする。


 他個体収容用の迷宮は、二月後に完成する予定である。


          ______以上、指揮官の報告書より抜粋。


・・・


 薄暗い迷宮の中、ゾルヴィアは攻略者の死体を魔法で燃やした。


 もう何百年と繰り返しているので、慣れた作業になってしまった。悪臭を風魔法で飛ばし、死体が炭化していく様子を見下ろす。

 この階層に到達したということは、それなりに強い冒険者だった。自分も腕に傷を負った。ここ七百年では強い方だが、それでもこの有様だ。


 腕の傷は既に治癒魔法で塞いでしまった。


 闇魔法を得意としていた。中距離攻撃は中々厄介で、しかし一度接近してしまえば、その喉を爪で引き裂くのは簡単なことだった。


 冒険者の体が灰と化していく。

 まるでどうでもいいことのようにそれを眺め、ゾルヴィアは最近習得した異空間に死体を落とす。何人もの灰が積もったため、柔らかい音が魔法陣の中から聞こえて来た。


 頑丈な迷宮の床は焦げていなかった。


 何度か冒険者に外の様子、仲間の現状を尋ねた。勿論聞いた後に全員殺した。

 今も脆仙は特に何事も無く……否、種族間を隔てる結界が弱まってきたようだ。

 どうやらあの後、生き残った仲間は一人残らず今の自分のように迷宮に封印されたらしい。六十一の迷宮の内、三十七が攻略されたと言っていた。当然、暗黒竜の封印迷宮も含まれていることだろう。あの少年は無事だろうか。


 里を襲われ、被害者面で罵詈雑言を吐かれ、封印され、次は冒険者たちの娯楽と賞金にされる。


 迷宮を攻略しに来た冒険者の中には仲間を捨てて逃げようとする者も居た。幾度となく脆仙の醜さを見せつけられてきた。全員、逃げる前に殺した。

 外が見えず時間の感覚が狂っていく中でも、憎悪は確実に膨れ上がっていた。


 ゾルヴィアは振り返り、冒険者を焼いた場所を後にした。


 また数年、長ければ数十年待つことになる。その間は鍛錬に時間を費やしておく。いつか封印が解けた時、奴らに復讐するために。

 あの日自分たちを封じた聖仙の女性には悪いが許す気など毛頭無いのだ。


 美しい聖仙だった。聖脈の気配は不快だったが。


 彼女は自分たちを封印すると共に傷を癒してくれた。更には里に帰すとまで言っていた。お人好しが過ぎると言わざるを得ない。帰されたとしても憎しみが収まるわけではない。


 追放される直前、彼女は自分たちに囁いた。


 ______「ごめんなさい。私は貴方達を守れなかった。今は、いつか貴方達が救われることを願うわ」


 救われる、だと。笑わせる。寿命の制限が無い故の思考なのか。

 ゾルヴィアは記憶の中の女性に吐き捨てた。


 ……と、次の瞬間。


 悍ましい気配に心臓が跳ね上がった。


 髪が逆立ち、魔力と呪力が震える。


 閉じ切っていない扉の外からだ。


 絶大な魔力と呪力の反応がある。トライトですらここまでではない。


 しかしそれに反して、その体は小さかった。

 子供の、おそらく女だ。冒険者とは考えにくい。息遣いが荒く、体が震えている。

 怯えているのだろうか。


 こちらに走って来る。何かから逃げるように。


 命の危機に本能的に息が詰まり、瞳孔が縮まった。


 その人物の足音が迫って来た。


 扉の向こうに影が見えた。


 矢張り、子供だった。


 長い黒髪に、銀色の瞳。簡素な白い服は赤い血で汚れている。

 大方、ここに来るまでに魔物に襲われて負傷したのだろう。

 この出血量ならば、すぐに死ぬ。自分が手を下すまでもない。


 だが。


 その足元に突然、黒い影が広がった。


(……何だ?)


 影はみるみる巨大化していき、階層中の壁と埋め尽くした。


 そして。



 影から大量の目がこちらを覗いた。



 平衡感覚が狂い、激しい頭痛が頭蓋を揺さぶり、ゾルヴィアは膝を付いた。


「ぐあ……っ⁈」


 自我が黒い何かに上書きされていく。


 ______飲み込まれる。


 自分もここまでなのか。そう覚悟した。


 その時、少女は失血で思考がままならない中、はっとしたように顔を上げた。

 苦しむ青年の姿が視界に映る。


 少女の瞳に涙が溜まった。


「あ……ああ、ああああ……!」


 少女は掠れた声で叫び始める。

 殆ど意識の無い中、ゾルヴィアにもその声は聞こえていた。


 すると少女は自分の目に爪を立て、搔きむしった。

 白い眼球から大量の血が零れ落ちた。


「ああああああ! やだやだやだやだやだやだ! やだああ!! う……ああああああああああああああああああああああ!」


 絶叫が響き渡る。


 少女と共鳴するように、影の中の目が震えた。


 出血が激しくなった。

 少女は立つことも出来なくなり、床に倒れた。


 影は少女に吸い込まれるように収縮し、目も消える。


 ゾルヴィアを襲っていた不快感は薄まっていった。


「ああ……やっと…………」


 そう言い残し、少女の体から力が抜けた。


 死んだ。


 解放されたゾルヴィアはゆらりと立ち上がり、少女の死体を見る。


 先程まで絶叫していたとは思えない、安らかな死に顔だった。

 少女が死んでも、血液は広がり続ける。


 ゾルヴィアは警戒を絶やさないまま、少女に歩み寄った。


(……この力さえあれば…………)


 脆仙を滅ぼせるかもしれない。

 力を奪う呪術は既に習得している。

 少女には悪いが、必要なことだ。


 少女が持っていた呪術はおそらく、少女の呪力が暴走した末に生まれ、術として形を持ってしまったものの成れの果てだろう。種族の特性として呪力に適応できる自分たちとは違って、脆仙は呪力を持っていても適応できない場合があるのだそうだ。


 ゾルヴィアは少女の死体に手を翳した。


 呪術式を描き、念じる。


 そしてその呪力と魔力、そして術を我がものとした。


 ……この力を得た今、いつか自分が脱出したとき。


 それが脆仙の最期だ。


 赤い瞳に、殺意と野望が宿った。


・・・


 _____これは、過去の出来事か。


 走馬灯とやらが見えると聞いたことはあるが、最期に見る景色がこんなものとはついていない。

 しかも脆仙に殺されるなど、情けないにもほどがある。


 結局、仲間が報われることは無かった。彼の者……神が導いてくれた通りにはいかなかった。


 死ねばトライトと同じ所に行けるのだろうか。

 あの煩い声を聴くことがようやく叶う。

 一気に気持ちが楽になった。


 同時に罪悪感が押し寄せた。


 あの少女の力を無駄にした。聖仙の女性の願いを無駄にした。仲間の犠牲を無駄にした。


 珍しくトライトに怒られてしまう。


 しかし会えるだけ幸せだ。


「……起きろ」


 誰かが言った。

 トライトだろうか。


 にしては声が低く平坦な気がする。


「殺したのか?」


「一応手加減はした。もう治療は済んでいるし、脈もある」


 低い女の声と、男の声。


 意識が晴れていき、暗闇に光が差す。

 体の感覚が蘇る。背中に固い地面の感触がある。


 ゾルヴィアはゆっくりと目を開いた。


 石の天井と、こちらを覗く顔。

 白金の髪に青を混じらせた、背の高い二人の脆仙。そして純白の翼をもつ竜種の青年。

 先刻戦った三人だ。


 呪力を集中させ、ゾルヴィアは床から体を起こした。


「生きていた」


 脆仙の男___レイが呟いた。

 消耗した体力が回復していないのか、翼を開けない。


「何が目的だ……⁈」


「無駄な会話は省く。我々の仲間に加わってほしい」


 レイは簡素に告げた。

 一瞬、思考が止まる。レイの言葉を補うように、セノカが前に出て話し始めた。


「これでも我々は脆仙だ。呪術には詳しくないので、お前の技術を取り込みたい」


 畏怖も無ければ情も無い、女性とは信じがたい淡々とした声に思考が醒めていく。

 要するに、呪術を教えろと言っているのだ。


 ゾルヴィアの瞳孔が怒りに縮まり、僅かに残った魔力と呪力が揺らぐ。


「里を襲い、我らの命を娯楽にした次は戦力に利用されろだと? ……ふざけるのも大概にしろ」


「ああ、そこの兄から凡その話は聞いている。信じるとは思わないが、一応言っておくと」


 セノカは腕を組んだ状態で、驚くほど冷たいまなざしをゾルヴィアに向けた。


 そして平坦に言い放った。


「脆仙は暗黒竜の里など知らん。襲撃した記録も無い。戦いを仕掛けたのは竜が先だぞ」


「この期に及んで未だ過ちを認めぬか」


「お前の言い分を聞くに」


 セノカは食い気味に言葉を続けた。

 人間離れした声色と気配に、ゾルヴィアは口を閉じた。


「里が襲われたのは竜による一度目の襲撃が起きた日の夜だ。記録によると突然、脆仙領に若い竜……子供を含めた暗黒竜の大群が押し寄せて来た。騎士団によって何体かが殺され、他の個体を瀕死に追い込んだが、生存した個体は仲間の死体を回収して逃げ帰ったらしい。その翌日、暗黒竜が四体国を訪れ、二体殺し、もう二体を追い払ったと記されている。二度目の襲撃はその二日後、次は殆どが成体であり、五玉竜と手を組んでいた」


「……」


 襲撃の翌日に訪れた四人とは、自分たちのことで間違いない。


 ゾルヴィアはセノカに告げられた内容を反芻させる。


 子供たちが突然消えたのは、脆仙領を襲撃したから。彼らが見つかった時、死んでからの時間に差が見られたのは反撃で死んだ者と遅れて死んだ者が居たから。脆仙領に入った時突然刃を向けられたのは、襲撃があったから。騎士団長の、『貴様らの仲間の首を取った』という言葉は、自分たちが訪ねる前の襲撃で子供たちを殺したから。脆仙の国に崩れた家が並んでいたのは、その襲撃で家を壊されたから。



 辻褄が合う。



「誘うからには、こちらからも利益を提示しておく」


 セノカはゾルヴィアの目の前まで近づき、視線を合わせるように床に膝を付いた。

 藤色の瞳が真っすぐに覗き込んできた。


(……どこかで…………)


 違和感は残るものの、既視感がある。


「お前たちを扇動した『彼の者』……不自然だと思わないか?」


 その通りだ、と黙ったまま納得した。


 明らかに争わせる意図のある発言だった。現れた時も、判断力の鈍っていた瞬間だ。


 セノカはゾルヴィアの瞳を見詰めた。


 そして一瞬、()()()()()()()()()。レイが気づかない程、ゾルヴィアも気づけない程一瞬だった。


 すぐに普段の無表情に戻った。


「子供たちの襲撃、聖白竜との敵対、五玉竜の奇行。全て『彼の者』の仕業だとしたら……否、その可能性が高いことは分かっているだろう。我々に付けば、その者を見つけ出す手助けをしてやる」


 新たな感情を宿すゾルヴィアに、セノカは手を差し出した。

 黒手袋は外され、白い肌が露になっている。


 ゾルヴィアは僅かに考えるそぶりを見せた。


「…………分かった。皆の仇を取れるなら」


 差し出された手を取る。

 ゾルヴィアは立ち上がり、契約魔法を発動させようとした。


 しかしその直前で、セノカはゾルヴィアの手を払った。


「契約はレイとしておけ」


「良いのか?」


「私には不都合だ」


 セノカが退き、レイが前に出る。


 再び、ゾルヴィアは契約魔法を発動させ、レイもそれに応える。

 二人の間に、梔子色の魔法陣が浮かび上がった。


 ____契約完了。


「何と呼べばいい」


「……レイ、とでも」


 二人は手を離した。


 レイの背後からハルクが羨ましそうにそれを眺めていることは気にしなかった。

 ハルクとゾルヴィアの相性は悪いが、上手くいけばゾルヴィアに聖脈耐性がつくかもしれない。

 何より、ハルクの相手をゾルヴィアに任せればあの煩い戦闘の催促からも逃れられる。


 呪術を教わりたい以外にも、色々と都合が良い。


 何より______


『彼の者、とやらは、以前最高神が告げた任務と関わりがあるということか』


『おそらく』


 例の、「偶々言い忘れていたこと」に関わっていると見て間違いは無い筈だ。

 ゾルヴィアは姿を実際に目撃している。正直なところ本当の目的はそれだった。

 どちらにしろ互いに利益がある。捨て置く理由がない。


「迷宮の結界を解く。セノカ、協力してくれ」


 ゾルヴィアを連れ出すにはこの重厚な結界を破らなければならない。

 流石に自分一人ではその負担が大きすぎる。



 だが、返答は無かった。



「……セノカ?」


 レイは背後に居るはずの妹に視線を向けようとした。



 しかしそこには、目的の人物が居ない。魔力痕すら残さず、跡形もなく消え去っている。



 ゾルヴィアとハルクも周囲を見回す。

 もしや帰ったのか? そんな筈はない、何の断りも入れずに帰っても彼女に利益は無いのだから。無駄なことをしないのがセノカという少女だ。


 その時。


 扉が開く音がした。

 と同時に、三人分の足音が響いた。


 冒険者が入ってきてしまったのか。テオが見張っているのであり得ないと思うのだが。


 レイは侵入者の姿を視認する。


 そこに居たのは、テオ本人。




 そしてセノカだった。




「終わったか……ん?」


 紛れもなく本人の、冷たい声が言った。


 扉から入って来るその姿はセノカで間違いなかった。


「誰だ」


 セノカはゾルヴィアを見るなり尋ねる。


 ゾルヴィアは混乱して固まっている。ハルクも同様だ。


 何故か自分を凝視して立ち尽くす三人に、セノカは首を傾げる。


 状況を理解するために、三人と、部屋の隅々まで見回す。


 数秒思考し、答えに辿り着いたようだった。


「成程、ここに来る直前まで『私』が居たということか。テオ、今ここに居る私の前に誰かを通した覚えは?」


「答えが出るの早いよ。……オレは一人も通してない」


 レイはようやく状況を飲み込んだらしく、今来たセノカに近寄った。


「……本物……か」


「本物だ」


 淡々とした口調は完全にセノカだ。

 これはもう、先ほどまでのセノカが偽物だったと判断せざるをえない。


 レイはゾルヴィアに小さく顔を向ける。

 意図を察したゾルヴィアは頷いた。


「我はゾルヴィア、この迷宮の主だ。敵討ちと、呪術の指導のため、レイと主従関係を結んだ」


「そうか。よろしく頼む」


 セノカがかなりどうでも良さそうに返した。


 若干のホラーに、テオは表情を曇らせている。


 セノカは扉に向き直り、結界に手を翳す。

 次の瞬間、レイは結界が解除される反応を感じ取った。


「シャロウは外で待たせている」


 頑丈な結界だったのでそれなりに手間がかかると思われていたが、一瞬で終わった。


 ゾルヴィアが完全に自由の身となる。



 セノカ達に続き、ゾルヴィアは二千年ぶりに狭い空間から一歩を踏み出した。


「……外を見るのは何時ぶりか」



・・・



『ゾルヴィア』


『ヴィアでいい』


『ヴィアのあの呪術、黒髪の少女が持っていたもので間違いないか?』


 突然、レイが言った。

 異空間内に潜っているゾルヴィアの魔力が動揺で揺らいだ。


『何故知っている』


『有名な話だ。三大呪災の一つ、「彼らは黒き無垢を覗く(ヨグストラ)」の話は』


『……三大呪災?』


 ハルクとゾルヴィアが同時に言った。

 国民ならば殆ど全員が義務教育として教わる事件だ。


『ヨグストラ、ウラスタボレス、アゾラティオザ、全て脆仙領で起きた呪術絡みの災厄だ。脆仙の中には呪力を持つ者が稀に存在するが、誰もが適性を持つわけではない。適性を持たない子供が偶然強すぎる呪力を持って生まれてしまい、その呪力が暴走して一つの呪術として形を持ち暴走する。勿論子供に制御可能な代物ではないので多数の犠牲者が出ている。お前が出会った少女も呪災の一つだ。八百人を一人で殺した後、更なる犠牲を恐れてこの迷宮に逃げ込んでいた、そういうことだろう。ヨグストラは三大呪災の中で最も新しい時代の出来事だ。迷宮に封じられたアゾラティオザとウラスタボレスの話を聞いて迷宮を選んだと思われる』


『あの少女が……』


 異空間の中で、ゾルヴィアはその時の映像を思い出した。


 少女が最後に見せた安らかな顔。

 制御できない呪術、最初に犠牲になった人物は誰だったのだろう。


 暗黒竜は静かに祈りを捧げた。彼女が死後の世界か、来世で幸せな人生を歩めているようにと。


『外だ。俺の目を通して見ておけ』


 魔法で視覚を共有する。


 壊れた扉の向こうに、レイが歩いていく。



 草木が揺れ、青空が輝き、鳥が飛び交う。





 二千年振りに目にする外の世界は、悲しいほどに美しかった。




登場人物プロフィールその14

ゾルヴィア

種族 暗黒竜

年齢 2658歳

変身時の身体年齢 20歳

身長 622cm

体重 541kg

変身時の身長 194cm

変身時の体重 (角と翼含めて)77kg

好きな物・・・子守り、飛ぶこと

嫌いな物・・・閉鎖空間、聖脈、性的な話

好きな言葉・・・安穏無事

恋愛的な好み・・・興味ない

特技・・・計算、先導

最近あった良いこと・・・解放された

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