表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/10

✦プロローグ「銀河からの招待状」✦

 その夜、私のスマホがやけに騒がしかった。

 通知が止まらない。しかも全部英語でも中国語でもない、見たこともない文字列。


 ──いや、これ記号? ていうか何語?

 「⊕⊕⊕:地球女子代表認証済」

 「幹事認定:朝日咲」

 「招集まで残り…00:00:03」


「は?」


 変なカウントダウンが始まった。意味がわからない。

 咄嗟にスマホを投げた瞬間──部屋が、ねじれた。


 ぐにゃり、と音がしそうなくらい天井と床が歪んで、私の身体はふわっと宙に浮いた。

 声も出ない。息もできない。でも、意識だけは鮮明。


 そして、視界の中心に浮かぶのは、ひとつの光る球体だった。

 大きさはサッカーボールくらい。真っ白で、表面に青い文字が光ってる。


「ごきげんよう、朝日咲さん。あなたは選ばれました」


 しゃべった。光る球が、喋った!? え、私死んだの? これ臨死体験? 成仏コース?


「あなたは“銀河女子会地球支部”の幹事として正式に任命されました」


 銀河、なに? 女子会? 支部って地球にそんなのあったの!? ていうか、私、JKなんだけど!!


「なお、辞退は不可です♪」


「勝手すぎんだろーーッ!!」


 私の叫びが空間に吸い込まれると同時に、異世界──いや、宇宙女子会が幕を開けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ