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バビロン -その2-

灼熱の炎に焼かれるバビロン。茫然とするシン達にバビロン攻略の命令が下される!

 バビロンの姿を視界に捉えた。バビロンはゴツゴツした巨大な岩の塊だ。帝国はこういう小惑星を軌道に乗せて要塞化している。バビロンの周囲では幾つもの光が明滅し、あるいは爆発が起きている。戦いは佳境に入ったというわけだ。よく見るとバビロンにハリネズミのように備え付けてあると言う、荷電粒子砲の光線はほとんど見えない。どうやら例の煙幕が効いているらしい。


 帝国側はHCG隊と実体弾だけでバビロンを守っている。これならバビロンへ取り付く事が出来るのかもしれないが、あの激戦の中に飛び込み、防空網を掻い潜るには相当な勇気が必要だ。中尉殿、尊敬します。どうかご無事で。


「ブリッジより緊急電。60秒後にバビロンを撃つ。所定の軸線上より退避せよ。繰り返す。所定の軸線上より退避せよ!」オープンチャネルから警告が入った。慌ててオートモードに切り替え、軸線から外れるコースに乗る。


 噂の攻城兵器とやらのお出ましか。軸線から外れた事を確認し、周囲を警戒する。「クリス少尉、指示を。」「このまま待機ね。」第一小隊が気になるが、我慢ということか。


 突然、バビロンが閃光に包まれる。眩しい!あれが我が軍の攻城兵器の威力!どれくらいの時間だったのか。いつの間にか閃光が消え、バビロンが燃えていた。


 茫然としていると再び緊急電が入る。「ブリッジより各隊へ。これよりバビロンを攻略する。各隊は残敵を排除し、荷電粒子砲を制圧せよ。」


 「第一小隊了解!」中尉の野太い声が入電する。良かった、ご無事ですね。「第二小隊へ。座標を送る。合流するぞ。」「第二小隊了解しました!」 クリス少尉の可憐な声。「シン君、急ぎましょう」「了解です」燃え盛るバビロンからは反撃が無い。今のうちに懐に飛びこむわけだ。合流座標に急ぐ。バビロン攻略戦もいよいよ大詰めらしい。


 少尉の後方に付き、警戒しながら進む。「シン君、10時の方向2機、ジーク。援護して!」「了解!」本来ならもう1機が周囲を警戒するのだが、ウィル機が居ないのはかなり厳しい。今は目の前の敵に集中するしかない。視界をオールレンジモードに変え、少尉機を追う。幸い、横からの攻撃は無い。


 「左!」少尉が叫ぶと同時に主砲とバルカンを撃ち、牽制する。その間に少尉は右のジークにライトカービンを命中させ、撃破。動揺するもう1機が120mmを乱射して来るが、少尉は落ち着いている。正確に胸部を撃ち抜き、撃破した。クリス少尉、エースの仲間入りですね!


 「見事だぞ、少尉。」ブラントン中尉機とルナ2機が接近して来た。「バビロンに取り付く。付いて来い。」「「了解!」」


 焼け爛れ、弾幕の薄い所を狙ってバビロンへ接近するが、熱で融けた所に降りるわけにはいかない。念のため確認すると1500℃を超えている。「弾幕の濃い所へ回り込む。」え、マジですか。バビロンの地面近くを飛び、盛んに弾幕を張っている陣地を目指す。ルナは白兵戦出来ない仕様なんですが。

間が空いてしまいました。支援機のルナまで総動員される過酷なバビロン攻略戦の後半戦です。

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