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再会

作者: rumina

masakoymd様がインスタグラムに投稿されたお写真を元に小説を書きました。私を含む今の時代の人にこういう浪漫を引き継いでいきたいという想いで創作しました。


masakoymd様がインスタグラムに投稿されたお写真をお借りしています。

https://www.instagram.com/p/BFrBe2KDSbC/?taken-by=masakoymd&hl=ja

(ここでお写真を掲載することはmasakoymd様に許可をいただいています。)

 1979年12月24日。クリスマスイブの夜に男性は最愛の彼女にクローバーの押し花を挟んでリルケ詩集を送った。



    再会を謝して


         1979年12月


                」

挿絵(By みてみん)

https://www.instagram.com/p/BFrBe2KDSbC/?taken-by=masakoymd&hl=ja


二人は大学の同期生で、告白は彼からした。卒業後男性が転勤したため、彼女は地元で男性が転勤先から帰って来るのを毎年待っていた。


男性が来る日を今か今かと胸を躍らせて待っていた彼女の気持ちとは裏腹に、或る日唐突に男性のアメリカ行きが男性の勤め先の企業で決められた。


そのことを彼女に告げた男性は、自分に付いて来てほしいと言った。


彼女の答えはノーだった。理由はアメリカに行く勇気がないからというものだった。


当然彼女が自分についてきてくれると男性は思っていたため、酷くショックを受けた。


しかし、表面上は体裁を保ち、そっかとさらりと答えた。


それ以降二人は二度と会うことはなかった。例の詩集は、暫く彼女の手元にあったものの、新たな恋をした末に売られることとなった。


こうして詩集は長い間古本屋に保管されていた。


 2014年12月。大学二年生の少女が何気なく同じ古本屋で詩集を手に取り、数年後にインスタグラムに『再会を謝して』と書かれたリルケ詩集をアップロードした。


二人の青春の想い出は花となり、詩歌をより出で艶やかな愛の詩にたらしめ、再び人々に愛の息吹を注いだ。


昭和から平成へと受け継がれる愛の息吹。果たしてその想いは今度こそ、実るのだろうか。


私の稚拙な文章を読んでくださってありがとうございます。masakoymd様のインスタグラムに写真の詳しい説明が書いてあるので、気になる方は是非ご覧ください。

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