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俺と愉快な能力者共  作者: エンゲル圭佑
学校   〜命懸けの友達作り編〜
6/6

五話    こんなのサッカーじゃないよ!


二日目!この学校の洗礼は、まだまだ続くっ!

そして、いきなり始まる、超次元サッカー(?)

    

   折村光貴と冴木契の、ドキドキ☆相部屋  第一夜!



「・・・すぅ、すぅ」


   やぁ!金髪イケメン、折村だよ!冴木くんは・・・よく寝てるね、くくく!


「・・・んぅ?」


   っ!・・・気づかれたか・・・?いや、大丈夫か。

   ふぅ、さぁて・・・どうしてやろうかねぇ!


   まずは、こっそり布団に潜りこんで・・・ふふふ!


「・・・うぅん」


   何ィっ!?冴木くんから抱きついてきただって!?

   な、なんと・・・!




「あ、折村」

「やぁ、冴木くん。気にせず寝てていいよー・・・」

「そうかぁ・・・うぅん」



「くたばれぇぇぇ!!!」

「ぐああああ!男同士だからいいじゃないかあああ!!!」

「お前の場合はダメだ!超弩級の変態がっ!あ、丁度良く角材が!」

「何故丁度良く角材が!?」

「今だっ!くらえスタンガン!」

「角材はあぎゃあああああ!!!???」

「眠れぇぇぇ!!!」

「ぐああああ・・・・ぐふっ」


「はぁ、はぁ・・・念の為、縛っておくか・・・」



   失☆敗   次回もお楽しみに!





   一時間目 体育   担当教師 もちろん馬場野原


   一階、運動場


「お前らぁ!おはよう!ラジオ体操行くぞおりゃあ!!!」

「「「いっちにーさんしー」」」


   馬場野原は朝から元気だな・・・

   俺は寝不足気味だ・・・誰かのせいで


「冴木くん、手足がヒリヒリするよ・・・ひどいよ、あんなにきつく縛って。俺、そういうのはあんまり好きじゃないんだけどなー・・・」

「自業自得だろ」


   あーあ、倉井先生にヒーリングかけてもらえば良かった

   朝ごはんもあまり食べれなかったし


「うおし、体操終わりぃ!今日は、サッカーだ!いくぞぉ!」

「「「はーい」」」


   サッカーか、うん。普通でよかった。


「能力は使ってよし!武器はダメだ!」


   能力いいのかよ。超次元サッカーになるぜ?

   

「チーム分けだぁ!3つに分けるぞぉ!せいやあああ!」

「「「はーい」」」

 


   結果!


   俺のチーム。冴木、雨野、その他女子3名


「頑張りましょう、契くん」

「あぁ、お前運動得意?」

「いえ、あまり」

「そうか・・・お前、傘が無いとダメだもんな・・・」


「えーと、そこの女子3人はどんな能力持ってるんだ?」


「私は定規がないと・・・」

「メリケンサック・・・」

「あたしは広辞苑・・・」




   さて・・・俺はもちろん無能力者。スタンガンが無きゃ何もできない。


「くそおおお!!!どいつも、こいつも、俺も!!!」


「落ち着いてください。僕達は普通にサッカーをしましょう」

「はぁ、はぁ・・・そっか、そうだな!頑張ろうぜ!雨野!」


   命名、チーム・「一般人」



   

   折村サイド


   俺のチーム・・・メンバーは!


   折村、女子1名、男子3名!



「女子成分が足りないよぉぉぉぉ!!!!」

「「「黙れイケメン野郎!」」」

「何で君たちなんだよおおお!!!女の子来てよおおお!」

「俺達じゃ不満かよ!」

「そうだそうだー!ふざけるなー!」

「くそっ!所詮、俺達ブサイクは眼中に無ぇんだ・・・!」

「お、俺はブサイクじゃない!中の下だっ!」

「「現実を見ろッ!」」

「女の子おおおお!!!・・・はぁ、君一人で我慢するよ・・・」


「ヒィッ!?・・・この人たちコワイよ・・・!」


   命名、チーム・「顔面格差社会」



   麻島サイド



「姫守、同じ、チーム。」

「うん!よかったぁ・・・咲良ちゃんといっしょで!」

「姫守は、キーパー、頼む。」

「うん!わたしのバリアで、がんばって守るね!」

「やるからには、勝つ。」



   メンバー。


   麻島、鎌田、今井、その他男子1名、女子1名



「ふふっ!このストライカー今井に任せたまえ!!!」

「誰」

「えっ」   


   命名、チーム・「知らん奴が居る」


「ひどい!」


   ・・・クラスに、居たっけ、こんな奴。



   冴木サイド


「よし、行くぞっ!チーム一般人!」


「「「おー!」」」「ベストを尽くします」


   ここでいいとこ見せてやるぜ!

   終わる頃には、「キャー!あの転校生、かっこいい!」っつってな!

   田舎で鍛えた俺の力、見せてやる!



「うむ!用意ができたようだな!いくぞ一回戦!一試合10分だ!」

「「「はーい」」」



   チーム「顔面格差社会」vsチーム「知らん奴が居る」






   

   ・・・な、何を言ってるのか分からねーと思うが

   俺も何が起きたのか分からなかった・・・


 

「くらえ!イケメティック・シュート!」


   まず「顔面格差」の折村がシュートを打ったんだ。

   

「え、えいっ!」


   そのシュートを、「知らん奴」のキーパー、鎌田が弾いたんだ・・・

   バリアで。しかも何故か、すごい勢いで弾かれた。

   ボールは勢い良く、「格差社会」のキーパーのところまで転がっていった。


「キーパー、オッケー!」


   ゴール前には敵は居ない。

   キーパーはそのまま、ボールをキャッチするはずが・・・


「くらえ。」

「何ィィィィ!?がっはあああ!!!」


   いきなり何もないところから麻島が現れ、シュートを決めた・・・

   テレポートなのか・・・?


   そんな訳で、11−0 で、「知らん奴」の勝ち・・・圧倒的だ。


「せ・・・先生・・・!」

「どうしたぁ!今井!」

「なんか、今井くんが、プレイ中の接触で・・・」

「痛いよ・・・スネが痛い・・・!」

「保健室に連れて行ってやれ!」

「はい!」


   今井が抜けたため、チーム名変更。  

   チーム・麻島になりました。




   次、チーム「一般人」vs「顔面格差社会」


「勝負だ!折村!」

「望むところさ!」

「「「ブサイクの底力、見せてやる!」」」


「てめえら全員、血祭りだあああ!!!」


「「「あ、雨野ォォォォォォォ!?」」」


「さささ冴木くん。彼は一体・・・?」

「くっくっく・・・それは企業秘密だぜ」

「彼、ポケットに手を入れているけど・・・まさか、中に・・・!」

「さて、どうだろうな・・・!」


   雨野のポケットの中には、雨野の私物「傘のフィギュア」が入っている

   どうやら、傘の形であれば、狂戦士化できるらしい。

   ってゆーか、どこに売ってたんだよ、それ・・・


「ひゃはは!契ィィィ!俺キメるぜぇぇ!?」

「いいぞ雨野!味方に被害が出ないようにな!」

「くっ・・・!卑怯だぞ、冴木くん!」

「勝てば良い!これが俺のスローガン!!!」


   いくぜ!俺の辞書に「卑怯」の二文字は無い!

   試合開始!ボールはこっちから!



「行け、雨野!」

「よっしゃああ!!!」


「雨野くんが来たよ!止めるんだ、ブサイカーズ!」

「「「まとめて呼ぶな!」」」


「死ねえい!!!」


   雨野くんのシュート!

   

「「「ぐああああああ」」」


   ブサイカーズが吹き飛ぶ!バーサーカーは伊達じゃない!

   跳ね返ったボールを拾い、ゴールに向かってドリブルしていく!


「ブサイク舐めるな!」

「なんだぁぁ!?ボールが重くっ!!!」


   いきなり雨野が転んだ!一体何が!?


「俺の能力により、そのボールの重さは、俺の体重と同じになった!」

「いいぞ!ブサイクB!」

「え、俺ブサイクBなの!?」


   能力を使うなんて!卑怯だぞ!


「くそっ!・・・つまりボールは何キロに・・・!?」

「・・・い、言わせんなよ、恥ずかしい。」

「「「キモイ」」」


   しかし、これではボールも試合も動かない!

   こうなったら・・・!


「アッ、足がもつれて転んだーっしかも丁度、肘がブサイクBの腹の上にっ」

「だから俺の名前はぐあああああああ」


   ごめん!ブサイクB!しばらく気絶していてくれ!


「センセイ、ワザトジャナイデス」

「次から気をつけろよ!次はイエローカード出すからな!」


   よし、これで能力は解除された!


「冴木くん・・・!なんという勝利への執念・・・!!!」

「いくぜ、雨野!!!」

「おっしゃあああ!!!」




   結果、5−1で「一般人」の勝利ッ!!!

   5点全て、雨野の得点だ。恐るべしバーサーカー。



「くっ・・・俺の負けだ・・・冴木くん」

「ははは!・・・ふぅ・・・問題は次なんだよな・・・」

「そのようだね・・・」

 

   次、チーム「一般人(?)」vsチーム「麻島」


「麻島ちゃんは恐ろしく強い上に、謎の能力まで使ってきてるよ。」

「あぁ・・・キーパーの鉄壁の守りも厄介だ・・・」


「おーい!治ったよー!みんなのエースストライカー今井が戻ったよー!」


   訂正  チーム「一般人(?)」vsチーム「知らん奴が来た」


「ひどい!」



「さて、冴木くん。相談があるんだ・・・ぬふふ」

「いつにも増して気持ち悪い笑いだな。なんだ?」


「実は・・・試合が始まる前・・・」

「ああ」

「俺は、麻島ちゃんの体操服に、小型の爆弾を仕掛けたんだ!」

「バッカじゃねえのおおお!?何やっちゃってるの!?わけわかんねえ!」


「お、大声を出さないでよ・・・!」

「出ちゃうよ!馬鹿!バーカ!!!」

「これは君にとっても悪い話じゃない!」

「あ!?どういうことだ!?」


「ここに、爆弾の起動スイッチがある。」

「あ、あぁ・・・」

「これを押すと、麻島ちゃんの体操服が、パーン!だよ」

「な、何ィ!?」

「麻島ちゃんが、あられもない姿になるという事さ!くくくっ!」

「おまっ、そんなことしたら、怪我するだろ!」


「大丈夫・・・ボクの調べによると、麻島ちゃんは体操服の下に、鎖かたびら着込んでるらしいんだ。しかも爆弾の威力はちゃんと抑えてある!ダメージは無いと思うよ・・・!」


「お、お前と来たら・・・!」

「鎖かたびら一枚だけの、露出度の高い麻島ちゃんを見たくはないのかい!?」


「くっ・・・その話、乗ったッ!!!」


「俺の作戦はこうさ・・・!」





「スイッチオン!」


   パーン!麻島があられもない姿に!


「ふぇっ・・・!?な、何が・・・っ!?」

「どうした!?麻島ぁ!?」

「・・・!き、着替える・・・!」


   よし、麻島が居なくなって、戦力が大幅ダウンだ!




「折村・・・」

「なんだい?冴木くん」

「天才かよ・・・一石二鳥じゃん・・・」

「今日から君も、エロ友さ・・・!」


「いざ、行かんっ!」

「カメラの準備はバッチリだよっ!!!」




「試合開始だ!」


   試合が始まった!

   ボールは、麻島チームからだ。


「行くぞ。」

「なっ!?」


   は、速い!こっちに来る!


「雨野、止めろ!」

「うりゃあああああ!!!」


「遅い。」


   ぼ、ボールを足に挟んだまま跳んだっ!?

   一気に三人抜き去り、さらにゴールへ向かい走っていく!

   開始早々かよ・・・!


「決める。」


「キーパー止めろお!!!」

「うぅっ!し、死にたくない!母さん!」

「キーパー、気を確かに持て!」


   ダメか・・・!起爆するなら今!

   スイッチを押すっ!!!





「くらえ。」

「麻島、パスだ!エースストライカー今井が決める!」

「だから、誰だ。まあいい。パス。」


「っしゃあ!いくぞ、今井スペシャルっ・・・パァァァァァァァァン!?」


   今井が、弾けた。


「・・・え?」

「・・・は?」


   何故、きたねえ花火が・・・?

   弾けるのは麻島の体操服では・・・?



「冴木。」

「はいぃっ!?」

「手に、持ってる、それ。」

「あ、あっ、こ、これは!折村がっ!」

「お見通し。試合前に、今井とやらに、付け替えた。」

「あ、そうですか・・・ははっ・・・」


「冴木、折村・・・!」

「「は、はいっ!!!」」


「後で、面を、貸せ。」

「「あ、はい・・・」」



   この後、俺と折村は、徹底的にボコられるのであった・・・





怪我人、出まくリーヨ


基本、テンポ良くどんどん進めていきますので。

ところどころ、人物の説明など、挟む予定です。

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